2017.09.15 (Fri)

SOOS

フランティシュコヴィ ラーズニェの北東約6kmの所に221haの広さで国立自然指定地SOOSが広がっています。
チェコほぼ最西部の町Chebのそばでもうドイツとの国境に近い所です。


この地域はその昔、暖房のための泥炭、入浴のための泥、耐火煉瓦生産のための珪藻土を採掘しており、ミネラルウォーターからはバスソルトが取れ、木材を伐採し家畜のための草を刈っていました。
しかし1964年にそれら採掘を中止して、自然保護区に指定されたのです。


SOOSではたくさんのミネラル源泉があり、地中からポコポコと赤茶色の水が湧き出しています。
春になると水量も多く、かなり綺麗な景色が見えるとSOOS係員が言っていましたが、湿地に作られた自然トレイルを歩いていると、水が少なくても結構面白いのです。


堆積している泥炭や珪藻土が広がり、その表面にはクレーターのような丸穴が開いており、そこから二酸化炭素を含んだ水泡がプクプクと出ています。
モフェッタ、炭酸泉と言うようです。
冬になるとその炭酸泉が凍り、柱のようにもなると写真で見ました。
地質学好きにはたまりませんね。


この湿地には特徴的な動植物がおり、鳥類で100種、昆虫に至っては1000種類も生息しているそうです。
カワセミや黒ツル、ミズグモや多種の蝶など、こちらは生き物好きにはたまらない場所となるのです。


もちろん、地質にも生き物にも興味がない方でも、自然の作り出した芸術的な風景の中をただただ歩くだけでも構いませんから、散歩好きにはたまらないでしょう。


私は今回、自然トレイルを歩きながら炭酸泉にのみ目が行ってしまっておりましたが、もし次回、季節を変えて来るのならば、そのような動植物にも注目してみたいと思いました。
特に鶴を見てみたいですね。
いつチェコに飛来して来るのでしょうか?
チェコは越冬地なのか、それとも春?夏?


もし冬に来るのならば、写真で見た炭酸泉が凍って柱になっている状態を見てみたいです。


そして係員が水量の多い春が綺麗と言っていたので、やはり春にまた来るしかありません。
一面が水で覆われ、花も咲き、確かに綺麗な景色が想像できます。


さてあなたはどの季節のSOOSを見てみたいですか?


それほど広くない自然トレイルで1時間もあればひとまわりできます。
あと入場料が掛かります。
90コルナでした。


さあ、みんなも行ってみましょう。




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2017.09.10 (Sun)

RIMOWA

今やスーツケース界では一番人気のかもしれないRIMOWA。
プラハにも高級店通りになったパリ通りに店舗を構え、毎日のようにC国のツーリストがどデカイスーツケースを買って、ゴロゴロゴロゴロパリ通りを引きずり歩いている。


わざわざ記すまでもないが、このRIMOWAは1898年に創業され、本社はドイツのケルンにある。
そして現在はドイツ、ブラジル、カナダ、そしてチェコに工場があり、あのスーツケースを生産しているのだ。
だからあなたが持っているRIMOWAはひょっとしたらチェコ産かもしれない。
チェコ工場はPelhřimovの工場地帯にある。しかし残念ながら直営店やOutlet店は無い。
あったら良いのになぁと思うが、無いのだから仕方がない。


敷地外から工場を覗き見ていたら、スーツケースの元なのか、中央部が空洞のプラスチック板の束が置かれているのを見つけた。
これがあの人気スーツケースになるのだろうか?
とすると、どう加工したらあの形になるのだろう?
工場の中を見てみたい。
見学できないのだろうか…。


ウェブサイトを見ても見学については触れていなかった。
ヒュイーン、ガチャン、ヒュイーン、ガチャンと機械がプラスチック板を縦横左右に回転させながらプレスしているのだろうか。
検品はやはり人の目なのか。


やっぱり工場の中を見て見たいな。

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06:45  |  ボヘミア地方  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2017.09.08 (Fri)

コステレツ ソーセージ

スーパーマーケットでハムサラミコーナーに行きますか?
カウンターに並んで「〇〇何グラム下さい?」と販売員に頼んで買いますか?
それともすでにパッキングされた物を買いますか?
私はどちらかと言えばカウンターに並ぶ方ですが、面倒な時はパッキングハムサラミを買い求めます。
まあ、こんな前置きはどうでも良いのですが、ハムサラミコーナーに並んでいるパッキングハムサラミで奇妙で一回見たら忘れないであろうロゴを知りませんか。


その会社の名前はKostelecké uzeninyと言い、訳すとコステレツのソーセージとなります。
プラハから南東へ約150kmの所にあるKostelecと言う町に工場があります。


プラハからユネスコ世界遺産Telčに行く時は大体、工場の脇を通ります。
私も何度も通り、見かけていたので、いつかここに立ち寄ってソーセージやサラミを買いたいと思っていました。
そうです。
販売店が併設されているのです。


先日やっと工場に立ち寄る事が出来、直営店でソーセージ2種類とサラミ、そしてプラハハムの缶詰を購入しました。
しめて308コルナ。
マヨネーズをサービスしてくれました。


さて一回見たら忘れないだろう奇妙なロゴとはどんなロゴかと言うと、前の写真にもありましたが、↓こんなロゴです。


あー知ってるー!
って声が聞こえて来ましたよ。
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2017.09.07 (Thu)

ミクロフ地域ワイナリー Pavlov村

SONBERKワイナリー滞在時に、ミクロフ地域ワイナリーの地図を見ました。
そして地図とSONBERKワイナリーから見た景色とを照らし合わせて思いました。
「貯水池の向こう岸に行ってみよう。」
SONBERKは地図上では大きな貯水池の上、真ん中より右手にあります。


車で移動する途中、道路工事の関係で交通規制があり、目的地までは貯水池沿いに進めず、パーラヴァ丘の裏側へ周り、丘を越えて貯水池まで戻らねばなりませんでしたが、丘にある村々にも小さなワイナリーやワインセラーがあり、ワインセラーの店先に「冷やし中華始めました。」ばりに季節物でもあるブルチャークの看板がこれでもかと並んでいました。
村を出れば周りはぶどう畑で、遠くにディイエ川貯水池が見えてくるのですが、貯水池に近づくにつれてその景色が不思議とクロアチアとかモンテネグロの海辺の町や村に近づいている錯覚を覚えました。
潮の匂いもしなければ魚介レストランも無いのにです。
でも不思議な事になんか海辺の村、アドリア海の小さな村にいる感じがしてなりません。


なにがそうさせるのか考えました。
遠くに見える乾燥した白い土地、背の高く無い木々、空気の感じ、村に建つ単廊式の教会と赤い屋根の小さい家がそう感じさせるのかもしれません。


でも村に建ち並ぶ田舎風バロック装飾の家並みはチェコ感丸出しですから、それを見ると現実に戻ってしまいます。


さて村を歩いていると、そこそこ大きめのワイナリーではぶどうの除梗破砕作業が行われていたようで、ぶどうの皮で山積みのコンテナがありました。


隣り合って茎が山積みにされていました。
ワイン作りの季節です。
良い時期に来たと思いました。


ワインセラーやワイナリーの並ぶ小道を歩きます。


すると本当に小さいワイナリーでは1人の職人さんがぶどうの除梗破砕作業をしている所を見る事が出来ました。
これだけ小さいワイナリーだとワインの生産量も限られますよね。


さてTopolanskýと言う小さなワイナリーに立ち寄りました。
ここでも白ワインとロゼしかなかったので、「赤ワインは作っていないのですか?」と尋ねてみました。
すると店を切り盛りしている男前のおばさんがしゃがれた渋い声で答えました。
「パーラヴァは白じゃん。」
なるほど、ここパーラヴァ地区は白ワインメインだから赤は見かけなかったのですね。


試飲係にはまずブルチャークを飲んでもらいました。
モラビア、つまり本場で飲んでいるからかもしれないが…と前置きしながらも、プラハで飲むより断然美味しいと感想がありました。


さて、立ち寄った村の名前はPavlovです。
村の紋章がぶどうと鯉と言うオシャレな紋章でした。


ちなみにここパヴロフでも白ワインを購入しています。


モラビアでワインを飲みたいけれど、ミクロフ、ヴァルティツェ、ズノイモなど大きめの町ではなく、小さな村のワイナリーで飲んでみたい方にはPavlovは是非オススメです。もしくはパーラヴァ丘の小さな村に立ち寄ってみてください。
この季節、9月中であればブルチャークも飲めますよ。
でもしつこいようだけれど、錯覚であるのは百も承知なのだけれど、Pavlovは海辺の田舎村の感じがしたんですよね。
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12:44  |  モラビア地方  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2017.09.06 (Wed)

ミクロフ地域ワイナリー SONBERK

6月だったかな、プラハにある旅行会社のスタッフが興味ある話をしてきたのです。
-ソムリエの田崎真也さんって知ってます?田崎さんがお薦めのチェコワインを紹介しているんです。それがSONBERKと言うワイナリーで赤ワインのMerlotを推しているんです。-
その後、スタッフが実際にそのワイナリーSONBERKと近所のGOTBERGに出掛けて美味しいワインを楽しみ、ボトル購入したと言う話を聞きました。

なるほど。
それならば行かなくてはいけない。と思いながらも7月と8月は行けずにいたのですが、やっと行けました。


ぶどう畑を一望できる所で有料で試飲ができます。
遠くに見えるディイエ川を貯めたダムとパーラヴァの丘も絶景です。


しかし試飲メニューには赤ワインは見当たらず、白ワインしかありませんでした。
そこで、「赤ワインのメルローがめちゃくちゃ美味しいと聞いたのですが…」とワイナリーの女性に尋ねてみました。
そうしたら、驚愕の答えが返ってきたのです。
「確かにメルローは美味しいのですが、もう販売だけしかなく、しかも1本1970コルナするのです。」

はぁ?チェコワインで1万円!
これはさすがに手が出ません。

そこで白ワインから試飲ワインを選びました。
しかし、私は車だったのでプラハから引き連れて行った試飲係に2種類のワインを飲んでもらいました。
一品目は2015年Pálavaで、このワインは賞を獲得し、すでに残り80本しかないと言います。
試飲料1杯75コルナで、ボトルの値段は1077コルナでした。80本しかないと言うから購入するかどうか迷ったけれど、さすがに手が出ません。
試飲係の方曰く、濃厚で口に旨味が残る、との事でした。
そして、二品目は2015年のリースリングを選んだようです。試飲料は25コルナでボトルの値段は320コルナでした。


これなら手が出そうです。
そこで細矢はSONBERKワインを2本買いました。
ワイナリーの女性が2015年と2012年が当たり年だと言うので、2015年のリースリングと2012年のソーヴィニョンです。


SONBERKはPopiceと言う小さな町にあります。
地図で探してみて下さい。


チェコの著名人も出掛けているようですし、大型バスもワイナリー見学に来ていました。
↓ウェブです。

http://www.sonberk.cz/cs/


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20:05  |  モラビア地方  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2017.01.05 (Thu)

蜂蜜入り蜂の巣

先日、チェコ有数の温泉地でもあるカルロヴィヴァリに出掛けた時の事です。
確かに前からあったと認識はしていましたが、人間て面白いものでその時に興味がないと見えて来ないようで、前までは全く気にかけていなかった物に目が止まったのです。
それは「蜂蜜入り蜂の巣」でした。


カルロヴィヴァリの郊外にあるDalovice村の養蜂家が販売元で、蜂の巣もそのまま食べられるようになっているから、必要なだけ手で割って調理に使用する事ができるます。


一欠片割って食べてみると、まあ普通にハチミツでした。
ただハチミツは口の中で溶けてなくなるのですが、残った蜂の巣を噛み続けているとなんかチューインガムのようになってしまったので、飲み込むのを諦めてしまった事もご報告せねばなりません。
多分、熱いティーとかクッキングに使えば問題ないのではないかと思います。


値段はひと瓶78コルナでしたので、日本円にしたら400円ぐらいです。
面白いし安いですよね。
他の町でも販売しているのかどうか分からないのですが、もしカルロヴィヴァリに出掛ける機会があったらお土産にひとついかがでしょうか?


フジーデルニーコロナーダとマーケットコロナーダの間にオプラトキと言うウェハースを売っているお店があって、そこで売っていましたよ。
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07:25  |  ボヘミア地方  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2016.09.07 (Wed)

ピーセクの石橋

プラハから南へ110kmほどの所にピーセクという町がある。
1243年に設立されている。
実際にはもっと前、旧石器時代から人類が生活していた形跡はあるが、ピーセクと言う名が、1243年にヴァーツラフ1世が発行した文書に初めて登場するので、1243年設立となっている。
町にはオタヴァ川が流れ、その昔は金が採掘されていた。
しかし町の設立の目的は金採掘だけでなく、Zlatá stezkaと呼ばれた中世の通商行路を守る目的があった。
Zlatá stezka 黄金の道。

13世紀後半、プシェミスル オタカル2世の命により、橋が建設された。
全長約110m、幅は6.25mと小さい橋ではあるが、プラハのカレル橋よりも古いのである。
これにより、Zlatá stezkaはバルト地域と地中海地域が結ばれたのである。

また橋は鹿の橋と呼ばれていたのだとか…。
昔話によると、最初に渡ったのが予期せね事に森から出没した鹿だったんだとか…。
ただ、ほとんどの住民は古い橋と呼んでいた。
2007年になってやっと、ピーセクの石橋 と決まり、名前については一件落着となった。
2002年の大洪水では増水した水面から橋に立つ聖人像の姿のみが見えるほどまで増水し、橋自体は水没してしまっている。
その後、迅速な修復工事のおかげもあり、今も13世紀後半の姿を残すピーセクの石橋を見、渡ることができるのである。


そうそう。
ピーセクは橋だけではない。
町も可愛らしいので、プラハから南に出かける際は立ち寄ってみてはいかがだろうか。
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10:38  |  ボヘミア地方  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2016.08.27 (Sat)

アドルフ ロース

仕事柄いろいろ人と会え、いろいろな場所に行ける。
橋の視察旅行、ダムの視察旅行、ホップ畑、保育園、車工場、ビール工場、チェコハイキングツアー、サイクリングツアー、マラソンツアー、合唱…。
ぼくはそれら分野の専門家ではないけれど、日本から来るお客さんのヘルプとして付き添うのだから、ある程度の事は勉強しておかなければならない。
だから付け焼き刃的な所があるのは否めないが、広く超浅く知識を入れる努力をしている。

今回はアドルフ ロースについてだ。
1870年にブルノで石工の子に生まれた。


1893年から3年間アメリカに滞在し、シカゴ万博を訪れた際に刺激を受け、それが彼の建築スタイルの礎となった。
「装飾は罪だ」と言う言葉を残し、ロースが設計した住宅の外観にデコレーションがない。
室内にいる時は外観なんて見えない。
ならば、インテリアのデザインを重視せねば。
しかし、装飾的な物は要らない。
自然の良い資材を使えばそれがそのまま装飾になる。
と言うコンセプトだったようだ。


またロースによると、「空間内の個々の部屋に平はない。」と言う事で、室内に入ると、共有スペースは壁やフロアで隔てられていない。
それを「ラウムプラン」と呼んでいる。


インテリアには高価な資材が使われている。
大理石、トラバーチン、楓、マホガニー、レモン、サクラ、梨、ガラス、シルク、銀糸…インテリアを見ていて飽きる事が無い。


リビングルームにある椅子は色々なデザインがあり、統一性が無い。
ロース曰く、リビングルームにいる人のその時の雰囲気、体調、気分は皆が同じではないので、その人がその時に座りたいと思う椅子に腰掛けるべきなのだそうだ。


部屋の左右対称、空間の明暗、床に敷くカーペット、棚に置く小物にもこだわりを持っていた。
しかもシンプルで使い易さも重視している。


ちなみにここはプラハにあるミューラー邸。
1928年にフランティシェク ミューラーの依頼で建てられたが、周囲の建物との調和が取れないデザインのため、なかなか建築許可が下りず、1929年6月にやっと許可が下りて、その後10か月で完成させている。


室内の撮影は禁止されていたのに、今回の見学では携帯のカメラであれば撮影OKとなんだか決まりの悪い許可をもらい、撮影をした。


さて、アドルフ ロースはピルゼンでも仕事をしている。
当時ピルゼンはシュコダ社や関連会社のおかげで、富裕層が多く住み、彼らが住む住宅の設計依頼があったのだ。


ロースはピルゼンでインテリアの設計、建物を含めた設計を合わせ、13軒の設計を手掛けた。


第二次世界大戦、その後の共産党政権下で大ダメージを受けてしまったが、13軒の内の8軒がなんとか残り、大修復をし、現在は4軒で一般公開されている。


1930年頃の近代建築、インテリア好きには是非見て頂きたい代物である。
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12:08  |  ボヘミア地方  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑
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