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2018.12.08 (Sat)

クリマー巡り Olomouc編

この町のクリマーはハシゴではなく単体で来ようとも考えていました。
前評判がかなり良いからです。
「あそこのクリマーは良いらしいよ。屋台も充実してるんだって。」
そんな声を聞きました。
それならば時間をかけてゆっくり観に行った方が良いのでは無いかと考える細矢がいます。


いたのですが、こんな細矢もいるのです。
「せっかくオパヴァとオストラヴァまで来ているんだぜ。それにその町はすでに何度も来ているからクリマーだけを観れば良いいんだろ。クリマーだけなら2時間もあればいいんじゃね。途中下車しちゃえよ。」


天秤が大きく揺れています。
オパヴァとオストラヴァのクリマーを観て少々疲れてきた15時半の細矢は、「もうあそこのクリマーは次でいいや。プラハに帰ろっかな。」と、ちょっと投げやり気味になっていました。
しかし、16時過ぎの細矢はオストラヴァ本駅の切符売り場でこうファイナルアンサーを下しました。
「オロモウツまで一枚。」


情緒不安定者か!


てな事で、チェコ第6位、人口約10万人の町オロモウツに来ました。
2013年に「おろおろオロモウツ」というタイトルで簡単に町紹介しているので、ご興味ある方はそちらでオロモウツを知ってください。
そしてこの町には日本からの大学生が交換留学生として勉学に勤しんでいます。
頑張れ、大学生!


そうそう、肝心のクリマーですが評判通り良いです。
ホルニー広場とドルニー広場で開設されていて、メイン会場はホルニーで、ドルニーには仮設スケートリンクがありました。
ちなみにホルニーは上の、ドルニーは下の、って意味になります。
到着時が17時半過ぎになっていて、すでにイルミネーションが灯っていたのも相乗効果をもたらしました。
やっぱりクリマーはイルミネーションなのですね。
あとトゥルデルニーク屋さんが見当たらない。
あったのかな?
無くて良かった。
あればかりだと幻滅するんですよね。
さらにタイミング良く花火が上がったのです。
オストラヴァで見れなかった花火をオロモウツで見ました。


まだ他の町のクリマーに行く予定でいますが、もしどこかチェコのクリマーに行きたい!と考えている方はオロモウツのクリマーは行ってみる価値はあります。
ぜひどうぞ。


まだ、あそこも、あそこも、行っていない。
キリがないけどクリマー巡りはまだ続きます。



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2018.12.07 (Fri)

クリマー巡り Ostrava編

オパヴァを後にし列車に揺られる事約30分、次の目的地に到着しました。
この町も細矢にとって初上陸の町になります。
オストラヴァです。
チェコ第3の町で、人口は約30万人。
そして、もうポーランドの国境付近であります。
プラハからは320kmも離れています。


オストラヴァ本駅で列車を降りて、トラムで中心に向かいます。
オストラヴァではマサリク広場とイラーセク広場、そしてその2つの広場を繋ぐソルネー通りにクリマー屋台が出ています。


しかし実際にクリマーを観てみると、メインはマサリク広場で、ソルネー通りの屋台は2つほど、イラーセク広場もあまり活気がありません。
イルミネーションが灯る夕方から夜の方が、しかも週末の方が盛り上がるのでしょうか?


多分そうなのでしょう。
イベントカレンダーを見たら、この日の18時からは「花火打ち上げ」とあったので、夕方以降は盛り上がるのだと思います。
しかし残念な事に、細矢にはその盛り上がりを見る時間はないのでした。


このクリスマスツリーだって、綺麗なイルミネーションが灯るのでしょう。


マサリク広場に設置されたスケートリンクも賑わうのでしょう。


でもその賑わいを見る事はできませんでした。


ホットワインを飲んで次のクリマーに向かうべく、オストラヴァ本駅に戻ります。
もう16時前です。
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2018.12.06 (Thu)

クリマー巡り Opava編

チェコ在住21年目にして初めての訪問になります。
しかしまあ遠かったなあ。
プラハから東へ280kmほど離れてるからなあ。
8:24プラハ本駅発の列車に乗り、1度乗り換えて到着したのが12:36だもの。
はあ、遠かった。


でも「クリマー巡り」が背中を押してくれたので、ついに来る事ができた町であります。
オパヴァです。
人口約58000人でチェコ第16位の町ですが、ここオパヴァはチェコ・シレジアでの中心都市なのです。
写真に撮り忘れたけれど、市庁舎に設置されている町の紋章のデザインは2頭のライオンが左右からオパヴァの紋章を持っているというものでした。
ライオンはボヘミアのシンボルですからね。
意味ありげです。


さて私が乗車した列車は、と言うかダイヤの関係で臨時代行バスだったけれど、オパヴァ東駅に到着しました。
そこから徒歩約10分のドルニー広場にお目当てのクリマーがあるのですが、初めて来る町はやっぱりワクワクするもので、駅からわざわざ遠回りしてドルニー広場へと歩いて行きました。
その時に先述の市庁舎を見たのです。


そしてクリマーに到着。
ウースティのそれよりは少しだけ大きいかな?って感じです。
58000人の町ですからね。
それなりの規模なのは致し方ありません。
あっと言う間に一回りできます。
目に付いたのはメリーゴーランド風ブランコ、ポニーの小屋、幸せの鐘、そしてすぐ上の写真のようなイエジシェクに願い事を送るためのポストでした。
このポストの周りに次々と小学生がやって来て、せっせと願い事(願い事だと信じています)を書いて投函していました。
何をお願いしたのでしょう。
微笑ましいですね。


ちなみにチェコではサンタのおじいさんにお願いするのではなく、イエジシェクにお願いするのです。
だからクリスマスの飾り付けに赤装束のサンタクロースやトナカイ、そしてプレゼント山盛りのソリは見かけません。
プレゼントはツリーの下にイエジシェクが持ってくるので大きなくつ下も無いです。


で、クリマーにいる細矢はと言うと、ちょうど昼時でもあったのでランチとして久しぶりにブランボラークを食べました。
これは、つまり、ポテト版お好み焼き?揚げているからお好み揚げか?ポテトパンケーキなんて呼ぶ人もいますが、とにかくチェコ屋台飯の定番でもあるブランボラークを食べて、次の町へと移動すべくオパヴァ東駅に戻りました。
今日はクリマーをはしごします。
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08:24  |  チェコネタ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2018.12.05 (Wed)

クリマー巡り Ústí nad Labem編

今日も午前中で観光終了。
久しぶりにプラハ城Bチケ全入場したので案内した感大であります。
冬場になるとプラハ城の入場観光もヴィート教会無料ゾーンオンリーというツアーが多いから、なんか物足りないというか、「こんな観光でいいの?」と良心の呵責に苛まれるのです。
もちろんこれはツアーのバジェットが問題です。
ローバジェットのツアーだとやはり「安かろう忙しかろう遠かろう」、いろいろな「ろう」が付属してきます。
お安くても良いツアーもあるので、決して「悪かろう」とは言いません。
言いませんが、どうしてもね…お安いツアーは…
なんて事を考えながら、13:33プラハ本駅発の列車に乗って北上しております。
他にもあーだこーだ日本の旅行会社の現状を考えていたら、出発して1時間13分、今日の目的地ウースティ ナド ラベム本駅に到着しました。


そうです。
「今日の突撃クリマー隊」細矢隊長は、チェコ第7位の町、ウースティ ナド ラベムのクリマーに突撃したのです。
ここウースティ ナド ラベムはプラハから北80km、人口は約95000人です。
ちなみに順位は人口順です。
細矢は20年前に一度だけ個人的にこの町を散策した事がありますが、それ以来、通過はしても立ち止まる事はありませんでした。


ですから、町の概要は全く覚えておりませんでしたが、駅から徒歩約10分の所に広がるLidické náměstíにクリマーが設営されているとWEBで知ったので直行します。
人民主義広場とでも訳すのでしょうか、広場に着きクリマーを見ての開口一番は「まあ、なんとこじんまりとしているのでしょう!」でした。
本当に小さい。
そして四角い広場の二辺には社会主義時代の無機質な市庁舎と警察署が建ち、他の二辺は19世紀の北ボヘミア劇場とアパートが建っているで、プルゼニュやリベレツとは雰囲気が違います。


そのこじんまりクリマーで、今日はそれほど寒くないからでしょう、地元住民がホットワインを飲みながら世間話をしています。
こういう広場は世間話をするにはうってつけの場所です。
で、そのホットワインも0.2ℓが30コルナ!
プラハの半値です。
安すぎる。


細矢もホットワインを飲みながら地元バンドの演奏を聴き、1時間半ほど滞在して、もうプラハに戻る列車の中です。
往復運賃295コルナだから1500円程度。
まあこういう機会を無理矢理にでも作らないと立ち寄る事も無かっただろうから良しとしましょう。
ではまたどこかのクリマーに突撃します。

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10:12  |  チェコネタ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2018.12.04 (Tue)

クリマー巡り Praha編

昨日は遠出する時間が無かったのでプラハ中心地のクリマーを観てみました。
共和国広場、ヴァーツラフ広場、マレー広場、旧市街広場です。
在住者細矢だからこそはっきりと言えます。
マーケット自体は大したことない。


共和国広場は定期的にファーマーズマーケットを開いているので、確かにクリスマス装飾があるけれど、あまり新鮮味がない。




ヴァーツラフ広場は広場周りの建物と国立博物館があるおかげで映えているけれど、で?






マレー広場はこじんまりとした屋台が可愛らしいけれど、あまりにもマレーすぎる。あっ、小さすぎる。




旧市街広場はやっぱりメインのクリマーだけあってプラハでは最大規模だ。
毎年クリスマスツリーは綺麗である。
ホント綺麗。これは羽生ゆずれないばりに、ゆずれない。


でもよく見てみて。
屋台がでかすぎる。


もっと小さい屋台なら空間もできてツリーがどこからでも見えるのに、なんか残念。


あと、市庁舎、ミクラーシュ教会、ティーン教会他、広場周りの建物が綺麗だから映えているだけであって、一番最初の写真のように市場だけで撮ってごらんなさい。
だいぶ淋しく感じませんか?


って、在住者細矢だからネガテイブ内容を語っているけれど、もし非在住者がそんな事を言ったならば、どついたろかオマエ!と在住者細矢、鬼の形相に変わること間違いありません。


あっそうそう、今年はクリマー入り口としてゴールデンゲートが設置されているので、ぜひお越しの際はゴールデンゲートを見つけて、そこからクリマーに入ってみてください。
別に何があるってわけではないけれど…。


さらにクリマー好き女子!
あなたもプリンセスになれるみたいですよ。


この靴に右足を入れてシャッターカシャリ。


はいプリンセス誕生です。


この後も地方のクリマー巡りは続くので早い段階でプラハ編をアップしておきました。
プラハでは上記以外の場所でもクリマーやってます。


さて、明日は時間がありそうだ。
どこへ突撃しようかな。
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13:46  |  チェコネタ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2018.12.02 (Sun)

クリマー巡り Liberec編

この日は夕方に空港へグループをお迎えに行く仕事があり、それまでは時間があったので、「家でゴロゴロ?外出?ゴロゴロ?外出?」と悩んだ末、テキパキ神がダラダラ王を押さえ込み一本!外出する事にきめました。
外出するに当たり、目的地までの所要時間が1時間ぐらいであれば「行って、観て、食べて、帰って」で、ちょうど良い時間になる事が想像ついたので、いくつか候補地を頭に浮かべ、プラハから北へ約100km、自宅から車で1時間ほどの所にあるチェコ第5の町リベレツに決めました。
人口は102000人ほどです。


リベレツのショッピングモールForumのパーキングに車を駐め、そこからクリマーを求めクリマーの匂いを嗅ぎ取りながら歩いていると、中心地にあるエドワルド ベネシュ広場に建つ市庁舎の前にクリマーを発見しました。


てか、発見!とか言いながら、ホントはここしかあり得ない事は知ってたでしょ…?
-はい、知ってました。-
だってここしかないもん。


すごーい昔、なんかの旅番組で女優の誰だったかなぁ、忘れたけど、ここ市庁舎前でマリオネットを披露した事があったんだよなあ。
誰だったっけ?で番組名はなんだったっけ?
ホントにすごーい前なんだよな。


って、悩みながら書き進めていたけれど、この世はもうネット社会じゃん。
Google先生に聞けば一発じゃん。
検索ボックスに 海外体験 番組 を入力してクリックすると、ほら、一発キャッチ!
世界ウルルン滞在記でした。
で、そのまま検索を進めると女優さんは佐伯日菜子さんだったようです。
また世界ウルルン滞在記で検索中、違うシリーズで阿部サダヲさんもチェコに来ていたことを知りました。
はい、一発キャッチ!


さて、この日は小雨が降っていたし、まだ昼過ぎだったという事もあって、クリマーに繰り出す人は少なく、静かにゆっくりクリマーを観れました。
確かに観れたけれど、人間ワガママなもんで、ちょっと静かすぎたかなあ。
さあ、クロバーサを食べて帰ります。


ちなみにクリスマスツリーの装飾が微笑ましくて、リベレツの保育園児が作成したオーナメントを飾っているのです。
もう、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、みんなオーナメントを見に来たくなりますね。


地方のクリマーはまだ続きます。


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15:44  |  チェコネタ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2018.12.01 (Sat)

クリマー巡り Plzeň編

12月1日土曜日からプラハ旧市街広場でもクリスマスマーケットが始まりました。
これからクリスマスマーケットが終わるまでの約1か月、チェコ人もそれを楽しみに町へ繰り出してくるので中心地が混雑するのは必至です。
ホント、メチャクチャ混み合うんです。
特に週末の旧市街広場はやばすぎます。


そんな中、グループを従えて町を練り歩くのはかなり気を使うのであります。
詳しい町案内よりも「皆さん気をつけてくださいね!」をセザールでござーるよろしく、連呼せざーるを得なくなるのでござーる。


さて、何に気を付けねばならぬのかと言うと…
いつのまにかスリにカバンを開けられていてガビンチョ。
歩きタバコの火が手などについてウォワッチョ。
歩き飲みのホットワインがかかって服がビッチョビチョ。
歩き食べのトゥルデルニークのホイップクリームをつけられ服がベッチョベチョ。
などなど、ホント気を付ける事だらけなのです。
あーあ、プラハのクリスマスマーケットはツリーは綺麗で見惚れてしまうけれど、もう少しのんびりクリスマスマーケットを楽しめられないかなあ。


そうそう、クリスマスマーケット…
長いからクリマーに縮めます。


もちろんドイツのクリマーに行ったらもっと混み合っているので、「プラハクリマーの混み具合いぐらいでうだうだ言ってんな!」と言うクリマーファンもいるでしょう。
でも、のんびりゆっくり、クリマーを楽しみたいのです。
なんとかのんびりクリマーを楽しむ手立てはないものでしょうか?
考えてみます。


考えます。
考え…んっ?
ドイツでもプラハでも無く、チェコの他の町のクリマーならそれほど混み合ってはいないのではないか?
それにチェコも年々リッチになっているから、それなりの大きな町ならクリマーも充実してきている事だろう。
そうだ!地方のクリマーに行こう!
と前置きがかなり長かったけれど、今年は地方のクリマーに行く事にしました。


さてこの日、午前の観光が早めに終わったので、その足でプラハ本駅へ向かい、11:33発の列車に乗り込みました。
この列車はミュンヘン行きなのですが、出発してから2駅目のプルゼニュで下車しました。
そう、まずはプルゼニュのクリマーを観に来たのです。
12:55ほぼ定刻通りにプルゼニュ本駅に到着した列車を降り、駅から徒歩約15分の所にあるプルゼニュ中心地の共和国広場に向かいました。


ここプルゼニュはチェコ第4の町で人口は約17万人ほどです。
ピルスナーウルケル、シュコダ、日系企業P社、D社などで有名です。
共和国広場に建つバルトロメイ教会の塔は102mあり、チェコにある教会の塔で一番高い塔なのです。
50コルナ払って階段を登れば高さ62m地点の回廊まで登ることができるのですが、高所好きの細矢も今日はあまり乗り気ではなかったのでパスしてしまいました。


さて、クリマーに設置されている舞台では、地元市民だと思いますが、合唱を披露しており、ホットワインなど片手に家族や知り合いが応援にかけつけていました。


そしてクリマーがっつり飯コーナーではボリューム感ある食事が並び、細矢はその中からパプリカが効いて辛味のあるグラーシュをチョイスして食べてみました。
中々に辛く、美味しいグラーシュでした。
ちなみに値段表示には100グラムの金額が記されています。
希望のグラム数を伝えないとお店の人のさじ加減になってしまうので、かなり大盛りによそってきます。
つまり想像以上に高額なクリマー飯になってしまうのです。
そうならないためにも必要なグラム数をリクエストしてみて下さい。
たまにシカトされますが、多分、リクエストを聞いてくれると思います。


クリマーをひと回り、ふた回り、み回りほどして、再び駅に戻り、プラハに帰ります。
プラハ-プルゼニュ間約90km、所要時間約1時間20分、往復運賃210コルナ(1100円程度)、現地滞在時間約1時間30分、まあクリマーオンリーだからこんな滞在もありでしょう。
さて次はどの町のクリマーに突撃しようかな?





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17:27  |  チェコネタ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2018.02.27 (Tue)

冬季オリンピック終えて

平昌オリンピックも幕を閉じました。
数々のドラマがあり、歓喜、感涙したファンも多いと思います。
私が住むチェコは、ご存知の通り、ウィンタースポーツが盛んで、今大会では金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル3個と計7個メダルを獲得しました。

銅メダリストの3人は以下の通りです。
ヴェロニカ ヴィートゥコヴァー(バイアスロン スプリント)
エヴァ サムコヴァー(スノーボードクロス)
カロリナ エルバノヴァー(スピードスケート500m)
カロリナさんは決勝で小平選手と滑っているので日本でも記憶にあるでしょう。

銀メダリストは以下の通りです。
ミハル クルチュマージュ(バイアスロン スプリント)
マルティナ サーブリーコヴァー(スピードスケート5000m)

金メダリストはひとりです。
エステル レデツカー(アルペンスキー スーパー大回転、スノーボードパラレル大回転スラローム)
スノボーとスキーの二刀流で金メダル獲得、特にスキーは大番狂わせでの金メダル獲得となり、レース直後の本人が1番驚き、何が何だか分からずただ呆然と立ち尽くしている映像が話題になりました。

メダリストの名前を見ると男性は6人中1人しかいません。
日本と同じでチェコも女性が活躍する国なのです。

さて昨日の夕方5時にサーブリーコヴァーとレデツカーが旧市街広場で開かれた凱旋セレモニーに登場しファンを魅了しました。


まず冬季オリンピックのチェコレジェンドでもあるカテジナ ノイマノヴァーの登場です。


ノイマノヴァーは2007年に現役を退いたクロスカントリースキーの元選手で長野、ソルトレイクシティ、トリノの3大会で金メダル1個、銀メダル4個、銅メダル1個と計6個も獲得しました。
特にトリノオリンピックの時は33歳でしかも一児の母親でもあったのです。

その後、マルティナ サーブリーコヴァーが登場しました。


彼女もレジェンドになるでしょう。
ヴァンクーヴァー、ソチ、平昌の3大会で金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル1個と、こちらも6個獲得しているのです。
しかも凱旋セレモニーでは次の北京大会もチャレンジすると語っていました。
心強すぎます。

最後に今大会最大のヒロイン、エステル レデツカーが登場しました。
広場に集まるファンのほとんどが彼女を一目見ようとこの場に来ているのです。
私のようについ先日まで彼女を知らなかったエセファンもいるのでしょうが、会場のボルテージは否応にも上がります。


スノーボードとスキーと言う全く異なる競技で金メダル獲得、旨い例えではないですが、マラソンと100m走で金メダルを取るぐらいの快挙になるのです。
彼女が望まなくとも自然と世間は盛り上がってしまいます。
ただ、まだ22歳の若さで舞台慣れしていないのか、もしくはもともと彼女がシャイなのか、彼女から発せられた最初の言葉は「ドブリーデン(こんにちは)」のみでした。
数秒沈黙が続き、応援ありがとうの言葉、そしてインタビューと移っていきました。


私は舞台から遠くにいたので、インタビューを聴きながら舞台の裏へと回ってみました。
すると舞台裏手には舞台から車へと続く導線がフェンスで作られているではありませんか。
これはここで待たねばなりせん。
すでに同じ事を考えていた何人ものチェコ人ファンが待機しています。
もちろん、より近くからヒロインを見るためです。
待つ事15分、インタビューを終えたサーブリーコヴァーが現れました。
皆がサインを求め、「マルティノ!マルティノ!」と声を掛けます。
するとそのマルティナが目の前にやって来ました。


そして銀メダルをご披露します。


さあ次は皆がお待ちかねのエステルだ!と期待していたのですが、ガードマンがひとこと信じられない言葉を放ちました。
「エステルはもういません。」
皆一同に、「うそつけ、うそつけ」と連呼していましたが、ガードマンより信用できそうな女性スタッフが、「もう本当にいないのです。」とすまなそうな顔で言うものだから信用するしかありません。
エステルはマルティナがサインをしている隙をついて別口から退場してしまっていたのです。
「あースクラマニー!(がっかりだ。)」と声が聞こえます。
運営陣の配慮かシャイ(?)な彼女が望んだのかは分かりません。もしくは本当に時間がなかったのかもしれないけれど、確かにがっかりした瞬間ではありました。サインはしなくても良いからせめてファンの前を通って車に移動して欲しかった、と思うのはファンの勝手でしょうか。

さあ、エステル レデツカーはこれから大変ですね。
オリンピックが消滅しない限り、夏冬関係なくオリンピックイヤーでは必ず名前が出て、映像が流れるのです。
いくつになっても、おばあちゃんになっても、あの呆然と立ち尽くした可愛らしい22歳の姿が全世界で流されるのです。しかも彼女のように同一大会での二刀流金メダリストなんて現れないかもしれないから、唯一無二の存在になり得ます。
めちゃくちゃ過ぎるほどカッコ良いけれど、カッコ良過ぎるだけにめちゃくちゃ大変だろうな。

2月は4本中3本もオリンピックネタでした。
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