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2012.05.02 (Wed)

プラハを探す つい出来心が・・・恥ずかしい結果に・・・

聖ミクラーシュ教会
マラーストラナ広場に建つ、プラハ・バロック建築の至宝だ。
1700年代前半、ディーツェンホーファー一家の手によって建てられた。
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教会の中に入ると「これでもか!」と言わんばかりの豪華絢爛さ。
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ふんだんに大理石が使われている。
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と思うでしょう。
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ガイド学校の先生は、
「こんなに多くの、そして大きい大理石を使ったら、一体いくらかかると思う?」
と本物ではなく、イミテーションであると語っていた。

主廊の天井には「聖ミクラーシュの崇拝」と言うタイトルのフレスコ画が描かれている。
作者はJan Lukáš Kracker。
フレスコ画の面積は1000㎡にも及ぶ。
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クラッカーは仕事を始める前にイエズス会士と約束をした。
それは、完成するまで誰ものぞき見てはいけないということ。

イエズス会士は約束を守っていたが、ある一人の好奇心旺盛な会士だけはその約束を破り、
教会の円柱に隠れて作業の様子をのぞき見てしまった。
作者クラッカーはそれを知り、呪いの言葉を発する。
のぞき見たイエズス会士はどんな仕打ちがあるか恐れていたが、
結局何も起こらず、天井画も完成した。

教会に入ったらすぐ左手に礼拝堂がある。
聖バルボラ礼拝堂。
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クラッカーはのぞき見ていたイエズス会士の顔を鏡を通して知り、
この礼拝堂の祭壇上にある窓からのぞき見ている体で描いてしまっていた。
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その顔は一生消えない。未来永劫、のぞき見ているのだ。
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ちょっと人より好奇心が旺盛だけで、ほんの出来心だったのに・・・



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