2013.04.29 (Mon)

クラクフの伝説 下

クラクフ

かつてはポーランド王国の首都として栄えた。
そんな古都だから無数に伝説もあろう。

「クラクフの伝説」
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〈伝説によれば…〉
バベル城内に建つ大聖堂にはポーランド最大の鐘がある。
直径2.5m、高さ2m、重さ11t。
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1520年ポーランド繁栄を願ってジクムントが寄贈した。
よってジクムントの鐘と呼ばれている。

この鐘を鳴らすのは重労働。
8人もの男手が必要だった。

ある日大切なイベントがあり鐘が鳴らされていた。
そこに一人の娘が父に会うべくやって来た。
彼女の父は鐘を鳴らすことを生業にしている。

彼女にとっては大切な話があったのだ。
ただ父は鐘を鳴らしているため、
彼女は鐘の音が終わるまで待つことにした。
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彼女は悲しい恋をしていた。
愛する人がいるが、その相手はちっとも振り向いてくれない。
苦しい苦しい片思いだった。

鐘の音を聞きながらふと、こんな空想をしていた。
「突然に彼が目の前に現われて告白してくれる。」

娘を心配した父は鐘を鳴らすのを仲間の7人に託し様子を見に来た。
「なぜここに来た?」

空想から現実に戻った彼女は自分の悲しい恋話を打ち明けた。

ジクムントの鐘は鳴り続いている。
父は言う。
「もしも心に悲しみが訪れたら、鐘の心に気持ちを重ねてごらん。
鐘は私たちに幸せと恵みを与えるために響いているのだよ。
お前の心が鐘の心と同じくらい強ければ、きっと夢はかなうかもしれないね。」

ちなみに「鐘の心」とは鐘の内部にある鈴のこと。
ポーランド語では鐘の鈴の部分を心、もしくは心臓と言うそうだ。

彼女はこの言葉を真剣に受け止め、鐘が鳴りやむと鐘の心に自分の頬をすりよせ、
自分の心が鐘の心と同じくらい強くなるよう神に祈った。
そして、愛する人が彼女に振り向き、深く愛してくれることを願った。

何日も何か月もこのことを願い続けた。

するとある日、愛する彼が、彼女が特別な人であることに気付き、
めでたく彼女はその思いの彼と結婚することができた。

彼女はこの事実を包み隠さず皆に話した。

するとこの話が広まり、若い女性がこの鐘を触って恋を成就させるべく、
クラクフの大聖堂に訪れるようになったのだ。


〈伝説によれば…〉
ビスワ川のほとり、後にバベルの丘と呼ばれるようになる高台に集落ができた。
そこで生活をしていた王様がクラク。
クラクが住んでいたということで彼の名に由来して街はクラクフと呼ばれるようになった。
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バベル城の模型。

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ヴィスワ川。

このクラク率いる一族が住み始めたバベルの丘には、
多くの亀裂と深い穴、そして、洞窟があった。

その洞窟の一つではドラゴンが生息しており、
クラク一味が生活する前はドラゴンの安住の地であったのだ。

クラク一味が暮らし始めると、洞窟のドラゴンが現れ家畜を襲ったり、
若くて可愛い女性を連れ去ったりするといううわさが広まった。

ドラゴンを恐れた住民は外出しなくなり、ドラゴンへの恐怖心が増す。

クラクはこれではいけないと考え勇者を募り、
ドラゴン退治へ尽力を注ぐ。
ドラゴンを退治した勇者には自分の娘と結婚させるとまで言い放った。

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ドラゴンの洞窟。

多くの勇者がドラゴンと対峙したがことごとく敗れる。
ドラゴンは好き勝手に街を襲い、住民はさらにドラゴンを恐怖する。

ある日、靴屋の職人見習いが王の前に現れ、豪語した。
「絶対に姫と結婚をしたいから、必ずドラゴンを倒してみせる。」

靴職人見習いの名はスクバと言った。

クラク王はスクバの発言を聞きいれ、スクバのリクエスト通り、
ドラゴン退治の準備を進めた。

スクバのリクエストは、これらを準備させることだった。
・大量の硫黄
・ヒツジの毛皮
・油脂

王はこれらを用意させ、スクバは作業場に戻りせっせとモノづくり。
ヒツジの皮を縫い合わせた袋の中に硫黄を流しこんだ袋を作る、モノづくり。

決闘前夜。
スクバは大量のヒツジの肉を川岸に用意させる。

夜が明け、大量のヒツジの肉にご満悦のドラゴンは、
ヒツジ肉をたいらげるとともに、スクバが作った硫黄入りの袋も呑み込んでしまった。

満腹感を満足する余裕もなく、硫黄入りの袋を飲みこんだドラゴンに腹痛が走った。硫黄はドラゴンの腸を溶かすためのものだったのだ。
激痛と燃えるような熱さからのどが渇いたドラゴンはヴィスワ川の水を飲んで熱を冷まそうとする。
しかし、いくら飲んでも熱は一向に冷めず、とうとうお腹が破裂するまで川の水を飲んでしまった。

ドラゴンが退治されたことを知った王、住民は喜び、スクバは英雄となる。
王は約束通り娘と結婚させた。
姫も機転の効くスクバと結婚することは良いことと考え、結婚を喜んだ。

ちなみにポーランド語では機転の効く人のことをスクバと呼ぶようである。

今も洞窟の前にはドラゴンの彫刻が立ち、時間が来ると口から炎を噴き出す。

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現在ドラゴンは市民の人気者で、ドラゴンのぬいぐるみはクラクフのお土産品のひとつになっている。
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08:45  |  外国旅行  |  トラックバック(0)  |  コメント(1)  |  編集  |  Top↑

2013.04.26 (Fri)

クラクフの伝説 上

クラクフ

かつてはポーランド王国の首都として栄えた。
そんな古都だから無数に伝説もあろう。

「クラクフの伝説」


〈伝説によれば…〉
中央広場にいる鳩は13世紀にヘンリク・プロブス公爵に仕えていた騎士団らしい。

中央広場と織物会館。

ヘンリクはポーランド王になるべく、ローマに行く準備をしていた。
王に即位する場合はローマ法王の許しが必要だったからだ。
準備を進めていったが資金が足りなくなってしまった。

ヘンリクは魔女に相談すると、魔女は条件付きで協力してくれると言う。

条件とは、まずヘンリクの騎士団を広場で一日中小石を運ぶ鳩に変えてしまう。
そのかわり、夜の間は広場に集まった小石を全部金に変える。
その金を集め、ローマまでの資金にすればよい。
しかし、ヘンリクがポーランド王の許しを得られずクラクフに戻ってきたら、
鳩は鳩のまま、もとの騎士団の姿には戻さない。

ヘンリクは仲間と相談し、結果、魔女の条件を飲むことになった。
騎士団は鳩に変えられ、夕方までにせっせと小石を集めた。
たくさんの小石が集まり、魔女は約束通り小石を金に変えた。
ヘンリクはそのたくさんの金と多数の従者と共にローマへ旅立った。

鳩は…。
ひたすら中央広場でヘンリクの帰りを待ち続けたのだ。


のち、ヘンリクがローマにたどり着けなかったという報せがクラクフに届く。

そしてポーランド王のゆるしを得られぬままヘンリクはクラクフに戻ってきた。
約束を果たせなかったヘンリクは自分の不甲斐なさから、
鳩に変えられたままの仲間に会うことができなかった。

その鳩が700年近くも公爵を待ち続けているのだそうだ。

うえ三枚の写真には鳩は一羽しか写っていないけれど…。

〈伝説によれば…〉
この教会の2本の塔の高さが違うのは、
この教会の塔を作ったある建築家兄弟のいざこざのためだそうだ。

聖母マリア教会。

その建築家兄弟は腕の立つ建築家だったそうだ。
もともと兄のほうがすぐれた建築家で、腕があり、
それに影響を受けた弟があとに習って建築家の道に入った。

塔を建てる際、共同ではなく各々が1本づつ立てることに決めた。
それぞれの持ち味、理論をいかんなく発揮させるためである。

兄は作業員を急がせ、自分の芸術がより優れていること、
弟の建てる塔よりも早く完成させることで、自分の能力を見せつけようとした。

弟は時間をかけて土台を固め、細長くスマートな塔にする計画だった。

弟の塔よりも先に完成させた兄は、誇らしげに自分の塔を市議会議員に披露した。

しかし、徐々に弟の塔の高さが高くなっていく、
それを見る兄は日に日に元気がなくなってしまい、
ついにはふさぎこんでしまった。

兄を妬んでいた者たちは、「天狗の鼻が折れた。」と兄を嘲笑し始めた。

結局、この塔の建設がもとで兄は弟をナイフで刺し殺し、
しかも、ヴィスワ川に投げ捨ててしまった。

弟の塔の建設は中止され、帽子のような屋根が被せられ、
教会献堂式の日取りも決まる。

献堂式の日が近づくにつれ、兄は良心の呵責にさいなまれ、
生きる気力を失っていく。

献堂式当日、ついに兄は自分の罪を告白し、自ら命を絶った。

「弟の塔から飛び降りた」
「弟を刺したナイフで自分を刺した」
と、二つの説があるそうだ。

ちなみに織物会館の内部の丸天井にはナイフが掛けられており、
この出来事の教訓を心に刻ませている。
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この写真を撮った時はナイフのことを知らなかった。

〈伝説によれば…〉

教会の塔からは毎時00分に哀愁漂うトランペットの音が流れてくる。
トランペットの音が流れてくるのは伝説ではなく事実である。

1240年のある日、時は丑三つ時。
タタール軍の騎兵隊が攻撃してきた。
まだ人々は寝ているので、この危機に全く気付かなかったが、
ただ一人、教会の展望台、つまり背の高い塔の上にいた護衛官が危機に気付き、
いち早くトランペットで街中に響き渡るよう警笛を鳴らした。

市民と軍人はそれで目を覚まし、戦いの準備を進める。

護衛官はできるだけ多くの人に気付いてもらうよう、
あらゆる方角に向けトランペットを吹き続けた。

タタール軍はまず初めに、攻撃を妨げたこの護衛官に狙いを定め矢を射る。
矢は護衛官ののど元を貫通し、護衛官は戦死。

しかしこのトランペットの警笛のおかげで街は制圧されることがなかったのだ。

約800年前の出来事を偲び、24時間トランペットが吹き続けられている。
バベル城に向け、市庁舎に向け、フロリアン門に向け、小広場に向けて毎時4回。

トランペットの調べも800年前と変わっていない。
矢に射られたため、途中で音が途絶えてしまったその調べのままで…。


なんか悲しい伝説ばっかり…。
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03:04  |  外国旅行  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2013.04.24 (Wed)

プラハでピヴォ vol.7

春がきた
春がきた
どこにきた
山にきた
里にきた
野にもきた

ピヴォをのむ
ピヴォをのむ
どこでのむ
外でのむ
庭でのむ
野でものむ


外ピヴォの季節到来。
4月下旬19:30でも明るいプラハ。
プラハでピヴォ
U BALBINUにて。

いい季節だ!
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02:43  |  プラハでピヴォ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2013.04.22 (Mon)

クラクフで食べる。

TBSの女子アナ、シルビアさんは何をあげてくるだろうか?
ポーランドの代表料理。

ポーランドもデカイからな…。
ワルシャワ周辺、グタンスク周辺、ヴロツラフ周辺、
ポズナン周辺、ウッジ周辺、クラクフ周辺、
それぞれの地域でご当地料理があるのだろうか?

それとも、ポーランドは歴史上、三度も地図から消えているから、
ご当地料理というのも残らず、さらっと「ポーランド料理」という、
ひとジャンルにくくる事ができてしまうのだろうか?

もしそうならガイドブックで必ず紹介されるこれらが代表料理なのか?

ジュレック。
「シュレックじゃねーよ!」
というボケはいらない。

なんでも発酵したライ麦の上わ汁を使うのだとか。
ちょっと酸味があるスープで、ジャガイモとゆでたまごが入っている。
なんとなくチェコのクライダスープに味が似ている気がした。

そして…。

ピエロギ。

餃子みたいなものだ。
中身は肉バージョン、ほうれん草バージョン、
コテージチーズバージョンなどいろいろあるが、
今回私は肉バージョンにした。

ピエロギ肉バージョンは、まさに餃子。
ラー油、しょう油、酢がほしくなる。

ポーランド料理を選ぶ際、何を選んでいいかが全く分からなかったら、
ジュレクとピエロギ肉バージョンにしておけばハズレの確率は大分低いと思う。

今回これらを頂いたレストランは、結構洒落たレストランだった。
でも名前をチェックしていないんだよな。

玄関ホール。


店内にはダンスのできるスペースがあった。

写真の壁に映る影を見てみよう。
そこをちょっとズームアップ。

誰かが座っているようだ。

振り返る。

窓際にふたりの女性が。

ここで突然ですが大喜利。
写真で一言。
女性1と女性2の会話を成立させて下さい。


女性1


女性2

おもしろいのが出来ましたか?

女性1「わたしもピエロギにするわ。」
女性2「ふんっ、おんなじメニューじゃつまんないじゃない。」
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07:27  |  外国旅行  |  トラックバック(0)  |  コメント(1)  |  編集  |  Top↑

2013.04.22 (Mon)

クラクフでda Vinci

da Vinci。

レオナルド ダ ヴィンチ。
言わずと知れたモナリザの作者のことである。

以前、フランスのロワール地方を旅した時に、ダ ヴィンチについて書いたことがある。

今回、ここはポーランドはクラクフ。
ダ ヴィンチの作品がある。

展示会場はヴァヴェル城。
カテドラルの裏手。

カテドラル。


展示会場入口を背に中庭を撮る。


階段を上り二階へ。
そこに展示室がある。

そうそう、展示会場そばには作品がプリントされているポスターが。

レオナルド ダ ヴィンチ作
白貂を抱く貴婦人


展示室の前室にはまたポスターとダ ヴィンチの紹介が。

実物の撮影は禁止。
背景の黒がそういう効果をもたらしているのであろうか?
見方によっては貴婦人が浮かび上がってくるように見える。3Dか?

顔のサイズと手のサイズのバランスがおかしく感じる。
ダ ヴィンチ ワールドか?


入場料は10ズオチ。
60コルナ程度だ。
あっコルナで換算してもうた。
300円ぐらい。

この一枚だけに300円。
でも満足である。

街も綺麗だ。

クラクフでダ ヴィンチを観よう!
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05:17  |  外国旅行  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2013.04.18 (Thu)

プラハで観る プラハ交響楽団

ただただミーハーからの理由ではあったけれど聴いてきた。


ベートーベンの交響曲2番と7番。

番号で言われてもよく分からない人のために案内すると、
7番はクラッシックを題材にしたあの人気ドラマ、
「のだめカンタービレ」の主題曲である。
2番はよく知らない。

だから、2番と7番と言うよりは7番を聴きに来たわけだ。
これで、ミーハーからの理由の意味がお察し頂けたかと思う。

どうしてもあの曲をCDやPC動画ではなく、
生の音で聞いてみたかったのだ。

場所はプラハ交響楽団の本拠地、
市民会館内のスメタナホール。


演奏はプラハ交響楽団である。
今シーズン、Fokはベートーベンをメインで演奏会を行ってきており、
かなりの人気で、チケットも毎回完売状態だったのだが、
Fokの日本人団員の方からチケットを3枚も譲って頂けたおかげで、
幸運にも聴くことができたのである。

ありがとうございました。

そう、プラハ交響楽団はFokと呼ばれているのだ。
ホームページによるとFilm-Opera-Koncertの省略読みである。
設立は1934年。


オーケストラは久しぶりに聴く。
結構前、何年前かすでに忘れたがドヴォルザークホールで、
コバケン指揮によるチェコフィルを聴いた以来。
ケンコバではないからくれぐれも読み違えのないように!

久しぶりのオーケストラで、のだめということもあり、
わくわく度は最高潮に達し会場へ入る。

スメタナホールはコンサート会場として作られたわけではない。
ダンス会場、パーティー会場、レセプションホールなど、
多目的に使用されている。
だから、一階はひな壇ではなくフラットである。
指揮者の動きや演奏者の動きをしっかり見たいという方は、
やはり、前部座席のほうが良いだろう。

しかし、スメタナホールの音響は抜群なので、
音だけで十分という方は後部座席でも全く問題ない。

贅沢言えば、ひとつ上の階のバルコニーがベストの席だ。

指揮者入場前。会場は満席。

まず2番を演奏する。
約40分。
自然と曲に引き込まれ、吸い込まれていく。
プロだから当たり前だけど、よく音がまとまるもんだ。

そして、趣味で始めたヴァイオリンもあってか、
目はヴァイオリン奏者の動きに釘づけである。
頭の中に入っている師匠の教えを思い起こし、
遠目ではあったが奏者の手元に視点を集中していた。

ため息ものである。
柔らかくしなやかな動き、シャープな指づかい、
どれもこれも格好良過ぎだ。


休憩を挟み、7番。

私の中のミーハー神の登場だ。
聞き知っているメロディーになると鳥肌がたち、
不思議と目頭があつくなる。

4楽章に至っては鳥肌たちまくりであった。

終わった瞬間、会場は観客の感嘆のどよめきと拍手で溢れんばかりであった。
私はと言うと、拍手をしながら、同行して頂いた音楽留学生二名にばれぬよう、
目もとの雫をふき取り、そして、拍手を続け、感動にふけていた。

感動にふけながらも、ふと思った。
日本で聴いたらいかほどになるのだろうか?
いやいや、それは下世話すぎる。

「いい夕べだった。」
それだけで十分だ。
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14:19  |  プラハで観る  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)  |  編集  |  Top↑

2013.04.17 (Wed)

プラハで食べる 36 焼く

ここ数日、私の友人がFBに投稿していたお店。
私も先日ついに足を踏み入れた。

中心からもそれほど離れていないので、と言うか、
ほぼ中心みたいな場所だから迷わず行けると思う。

でも、日本から来た旅行者には、
「プラハまで来てさ~。別に行かんでも…。」
と敬遠すること請け合い。
だもんで、チェコ在留邦人に話題となるであろう店である。

ただもう、決してホットなニュースではないかな。
なぜなら、私よりも先に出掛けている方のほうが多いであろうから。

そのお店の名前は「焼く」。
堂々と日本語で名前が付いている。
しかも「焼く」。
焼く店なんだろう。

何を焼くのか。
肉でしょ。
いつ焼くのか。
今でしょ。
なんてくだらないやり取りはいらない。

確認は取っていないが、オーナーは台湾の方らしい。

すでにプラハには別の焼肉店があったけれど、
そこをかなり超越した焼き肉店である。

店外、店内の撮影はタブーではなかったのに、
美味しさと嬉しさのあまり撮影するのを忘れてしまった。

カウンター席とテーブル席があり、黒を基調にシックな様相である。
焼き肉をカウンターで食べるという、ちょっぴり不思議感があるが、
プラハではデートスポットになるかもしれない。
カウンターでカップルが肉を焼く…、
おもしろい情景である。

メニューの種類は豊富で初めての方は選ぶのを迷うかもしれないが、
メニューに書いてあっても、その日にそのメニューがない場合もある。
「じゃあメニューに載せたらいかんでしょ。」
と野暮なことは言わないで、あきらめるしかない。

日本っぽいレストランだけど、ここはそう、
プラハなのだから…。

肉は炭火、しかも7厘で焼けるというのも嬉しい。

七輪を囲んで網の上で肉をジュージュー焼く。
いつぶりだろうか?
いずれにせよ久しぶりだ。

「さあ焼くか!」
まさにそのタイミングで焼き方奉行が登場する。

ある意味、焼肉の国から来た私たちに、
焼き肉の国の人でないウェイターのお兄さんが、
真剣に焼き方を教示してくれる。
なんだかよく分からないうんちくも入っていたな。

焼き肉初体験のチェコ人客には良い役回りかもしれないけどね…。

彼には申し訳ないけれど、話半分は耳から耳へと抜けて行き、
ピヴォ片手に、勝手に肉を焼き始めていく。


会が盛り上がり、私たちが自由きままに肉を焼いている姿を見ると、
焼き方奉行は口を出さなくなっていき、そのままフェードアウト。

ちなみに現時点では、ピヴォ500mlが48コルナとお得な値段である。

でも、ドリンク価格も、料理の価格も人気が出るたびに上がるかもしれないぞ。
そこがちょっと心配だけれども、良いレストランが誕生したと私は喜んでいる。

「焼く」
焼く
FBのサイト。
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07:47  |  プラハで食べる  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

2013.04.16 (Tue)

イワン・レンドルのムハ展

4月10日から始まった。
ワールドプレミアである。

イワン・レンドルのムハ展。

イワン・レンドル。
まだご記憶ある方のほうが多いと思う。
元プロテニスプレイヤーだ。
コナーズ、ボルズ、マッケンローらと同世代のプレイヤーである。


1960年チェコはオストラバ生まれ。

彼はアルフォンス・ムハの美術品コレクターだった。
そのコレクションを初めて公開するのである。
初公開がプラハでというのが憎い。
街中にもいろいろな場所にコマーシャルのポスターが貼られている。


会場でもある市民会館バルコニーから見上げる。
カレル シュピラル作のモザイクに目がいってしまうかもしれないな。
ちなみにバルコニーへは普段は行けないので悪しからず。


入場料は180コルナ。
もしオープンカードをお持ちの方は入場券を買う前に提示すると10%引きになります。

内容はと言うと、展示数はそれほど多くはないが、とても充実している。

彼の作品は基本的にポスターなので、
街中にあるムハ美術館と重複する作品もあるが、
パリ時代、アメリカ時代、プラハ時代と各時代で初めて見る作品が多く、
感動したし、かなり時間を掛けて見入ってしまった。

ただ、館内は撮影禁止。
だから作品を手元に残したい場合は、
ガイドブックかポスターを購入するしかない。
ポスターはオリジナルのサイズで購入可能だ。

私は思わず衝動買いをしてしまった。
黄道十二宮とヒヤシンス姫。


こちらは509mm x 678mmのサイズだから、
部屋の壁にはまだ飾る余裕はあるけれど、

黄道十二宮。

こっちはどうしよう?

ヒヤシンス姫。
835mm x 1224mmだ。
何とか飾る場所を工面するとするか。

そうそう、プラハでは7月31日まで公開しているので、
タイミングが合う方は出掛けることをオススメする。

ムハ好きには見る価値オオアリです。
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01:18  |  アルフォンス・ムハ スラブ叙事詩  |  トラックバック(0)  |  コメント(3)  |  編集  |  Top↑
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