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2018.07.15 (Sun)

Rabí城

スロバキアには雄大に聳え立つシュピシュスキー城があります。
ただ雄大な城と言っても廃墟城ですが。
そのお城は当ブログでも紹介していますので、興味のある方は過去ログから探し出して下さい。
ファンタジー映画の一場面、怪鳥やモンスター、勇者、騎士、魔法使い、お姫様などが登場しそうな廃墟城です。


そんなお城がチェコにもないか?と地図など見ながらチェックしてみました。
もしもそんなお城が存在していたら、すでに様々な媒体で紹介されているはずですが、そう言ったお城はあまり紹介されていません。
それでも懲りずに探してみると、らしき城が見つかりました。
それがこのRabí城です。


プラハから南西100kmほど離れた所にあります。Googleマップ航空写真版で見ると、おーシュピシュスキー城みたいじゃん。と少し感動しました。
だから早速実行、出掛けてみます。
現場に着いて城を見るとシュピシュスキー城よりははるかに小さく、周りをぐるりと廻ってみてもシュピシュスキー城のように雄大に聳え立つ姿を見られるような場所はありませんでした。


まあそれは仕方がない、町へ行こう。となりまして町へ行くと、ホラショヴィツェに建つ田舎風バロック様式の家が数件並んでいました。
あら、かわいらしいではありませんか。
これらを横目に見ながらお城に向かいます。


だいぶ歩きづらい石畳の坂道を登り、合理的ではないチケット売り場で入場料を支払って中庭に行きます。


中庭に入ると一瞬だけですが、あれラピュタ?と思わせる場面に立ち会えました。
石積みの廃墟城と芝の緑、そして青空と雲との組み合わせがそう感じさせるのでしょう。
ロボット兵を探してしまいそうです。


さて、ここラビー城にはダンジョンと言う名の塔に登るガイドツアーと元宮廷を見学するガイドツアーと2つのコースで見学できます。
各100コルナですが、両方見学すると170コルナに割引されます。
合理的ではないチケット売り場にて希望を伝えると上手く時間を組んでチケットを発行してくれます。


高さ23mあるダンジョンに設置された木組みの階段を登ると城と町を見下ろす事が出来るのです。


天気が良いので廃墟感もノスタルジックな気分になります。
雨天、冬の寒い時にもし来ていたら、ただただ悲哀と絶望しか感じられないかもしれません。


ラビー城ははっきりとした文書などはありませんが、建物で残っている最古の部分を調査するとヴィッテルスバッハ家所有であっただろうと言われています。
その後13世紀から14世紀の変わり目にヴェルハルティツ家がチェコの家系で初めて所有しました。
さらにその後、ラビー城の歴史では1番著名だと記されているリーズムベルク家が14世紀の半ばから16世紀の半ばまで所有していました。
15世紀にはチェコでフス戦争が勃発しますが、リーズムベルク家はカトリック側に付き、1420年と1421年の2回、フス派の攻撃を受け多大なダメージを負っています。
フス派の闘将でもある隻眼のヤン・ジシカはラビー城で右眼も失い、全盲になってしまいました。
ジシカはラビー城の門にその右眼を置いたと言うエピソードがあり、その門はジシカ門と名付いています。


フス戦争後にラビー城は早急に修復され、領主プーティ シュヴィホフスキーの手腕もあり経済的にも政治的にも最盛期を迎えました。
プーティ没後、ラビー城は息子が管理しましたが、長く続かずに売却されます。


そして、トゥラヘンベルク家、リベェヨヴィツ家、ロジュンベルク家、ドロウヘー フシ家と所有者が変わり、1708年から1920年までラムベルク家が最後の所有者となりました。
1920年にラムベルク家はラビー城をシュマバ地方の記念物保存組合になんと1コルナで売却しています。
破格の金額ですが、火事で焼失した部分もあり、また城下の住民が城の石材などを自分たちの家を直すのに使ったりしており、かなり荒廃していたようです。
1945年からは国有となり、ピルゼンの文化局が管理しております。

そんなお城も一度はどうぞお出かけください。

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