2012.08.19 (Sun)

スラブ叙事詩 18

スラブの菩提樹の下での青年の誓い

IMG_3560.jpg
1926年 テンペラ絵具と油絵具 390cm x 590cm

1824年に発表されたヤン・コラーの詩集「スラブの娘」は、
人類の歴史の中でスラブの役割を考える上でムハにとっての源となりました。
「スラブの娘」の中でコラーはスラブの木としての菩提樹、
スラブ人の女神スラービアの2点を主なモチーフにしています。

ムハはその2点を結びつけました。
スラブ諸国の形、構造を存分に描き、連合の必要性を強調したのです。
写真 12-10-28 16 45 20

菩提樹と女神スラービアの下、煌々と光が輝いています。
その周りで青年が輪になり膝まづき、
背後にはソコルメンバーとスーツを着た男性が、
手を挙げ誓いを立てている場面です。
写真 12-10-28 16 45 54
ソコルとはスポーツ団体のことです。
ハプスブルグ支配下の時はいかなる政治団体、地域団体も持てず、
スポーツをする団体という名目でソコルが誕生しました。
ソコルとは鷹です。

スーツの男性の顔は誰だか特定できぬよう未完成になっています。
写真 12-10-28 16 45 44
理由については確信できませんが、おそらくムハが政治家の顔を描くことを拒否していたように、
当時のスラブ代表者の顔も描きたくなかったのではないでしょうか。

牧歌的な場所でリースを撒き散らし、
女性たちは誓いには参加せず、
ただその様子を見ているだけです。

手前の小さい壁に腰掛ける少年と少女は、
娘のヤロスラヴァと息子のイジーがモデルになっています。
写真 12-10-28 16 46 03

写真 12-10-28 16 45 32
ヤロスラヴァとされているハープを演奏している少女の絵は、
スラブ叙事詩プラハ展示会のためのポスターとして使われました。

鉤十字のようなマークは古代スラブ文化を参考として、
太陽の動きを意味しているという解釈がされています。

と言っても当ブログの写真ではどこにあるか分かりませんが…

つづく
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12:33  |  アルフォンス・ムハ スラブ叙事詩  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

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