2012.08.21 (Tue)

スラブ叙事詩 20

賛美「人類のためのスラブ人」

IMG_3562.jpg
1926年 テンペラ絵具と油絵具 480cm x 405cm

スラブ叙事詩最後となる絵では、ムハはスラブ民族の歴史全体を要約しました。
この絵は自由味あふれた優雅さの人物のみで描かれ、建築物や風景は描かれていません。

そしてスラブの歴史が分かるよう、それぞれの時代を色で区別しています。

青の部:古典的神話
赤の部:栄えていた中世
黒の部:圧政の時代
黄の部:1918年に起こった解放

写真 12-10-28 16 46 32

それぞれの部にはその時代の人物を描いていますが、
ほとんどは名の知られていない者達だです。

青の部の古典的神話。
写真 12-10-28 16 46 38

赤の部の栄えた中世だけには歴史上の実在した人物が描かれています。
プシェミスル家、カレル4世、ジシカなどです。
写真 12-10-28 16 47 10
赤の部の下に黒の部は悪政下、屈辱や征服を象徴しています。

黄の部。
1918年、第一次世界大戦終了でオーストリア=ハンガリー二重帝国は崩壊し、
多くのスラブ民族が独立を勝ち取り、自由を獲得した事を物語っています。
伝統的な衣装を着た女性がシーツ上の花で祝福し、
少年たちは緑の小枝を振り、戦争から戻ってきた兵士を歓迎しています。
写真 12-10-28 16 46 48

兵士と共にある旗は第一次世界大戦戦勝国の国旗です。
写真 12-10-28 16 46 58

最上部。
青年は調和の輪を持ち、両腕を大きく広げ自由を表現しています。
青年の下にはムハ好みのモチーフの女性が座り、胸に手を当て光を放っています。
この光は危険な道を通る男性への愛の光だそうです。
青年の後ろのキリストはすべてのスラブ民族を祝福し、
より良き未来が続く事を祈っており、背景の虹は平和を表し、
この絵をスラブ叙事詩のメインメッセージとにしました。

おわり




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06:00  |  アルフォンス・ムハ スラブ叙事詩  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

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