2011.06.23 (Thu)

やっちゃった男

プラハで最古の石橋、カレル橋の旧市街側にあるクジジョヴニツケー広場には、
つい出来心で悪事を働いてしまった男の彫刻が立つ。

話が前後するけれど、カレル橋や、橋から続くカルロヴァ通りは、原宿の竹下通り、
ないしは巣鴨地蔵通りのように、ほぼ毎日たくさんの人で賑っており、
日によっては身動きが取れないぐらい混雑することがある。

写真はカルロヴァ通りの入り口。この日は週明け月曜日だったがこの混雑。
026.jpg

こんなに混雑していると必ず出現するのが、そう、スリさん。
リスさんでないのが腹立たしいくらいだ。
リスさんだったらどれだけ可愛いことか・・・

おそらく昔から人通りの多かったと思われるこの通りでは、
スリの被害者が多数いたことだろう。
そんな噂をどこで入手したのか、チェコの国父で、
今でも尊敬されている14世紀のチェコ王カレル4世は、
事もあろうに人様の財布をくすねてしまったのである。
証拠写真がこちら。
財布をくすねたのだから悪事であるけれど、見よ、この誇らしげな顔を・・・

016.jpg

けれども顔をアップで見るとなんだか
「やっちゃった。」「ぼくにもできたもん。」
と言う照れ気味の顔をしてますな。

017.jpg

このスリ成功記念彫刻が実話であれば、
今年の4月にチリでおきたチェコにとっては恥ずかしい話について誰もが、
「チェコの国父がこうなんだから、あの事件は仕方がないか。」
とうなづける。
チェコ大統領 チリ ペン で検索すれば、
十中八九その恥ずかしい話を知る事が出来るので、ぜひ検索を!!

真実はカレル大学創立500周年記念に造られた彫刻で、
財布に見えた物は大学創立の証書なのだ。
「プラハに大学を作ることによって、
国内及び、国外から知識のある者を集めて国力を高め、
大学で学んだ者がそのままプラハに残ることによって、
さらに国力を高めていくために大学を創立する。」
と言うような言葉が証書にあるそうだ。

ちなみにカレル大学は1348年創立。
中央ヨーロッパ最古の大学で、モデルはパリ大学、ソルボンヌである。

018.jpg

彫刻の全景。
ニュルンベルグのブルグシュミッタの作品で、除幕式は1849年。
写真では一体が陰に隠れているため見えないが、
台座には4体の女性の座像が付いている。
4体の正体は大学の4学部の寓意像だ。
神学、法学、哲学、医学

今でもチェコ最高の大学である。




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