2013.02.22 (Fri)

プラハを探す スタヴォフスケー劇場

18世紀終わり、プラハには劇場がなかった。
なかったといえばうそになるか…。
なぜならヴァーツラフ広場下に木造の芝居小屋はあったから。

石造りの劇場がなかった。
のほうがしっくりくるかな。

劇場がほしい。

そこでノスティッツ伯爵は考え、決めた。
「劇場を作ろう。」

場所はプラハの中心、旧市街と新市街の狭間にある土地、
正確に言えば旧市街に広がる果物市場がベストだと考えた。
果物市場の名はそのままで、そこで果物の市場が開かれていたからである。

時の皇帝ヨーゼフ2世よりその地を所有する許可を得た。
1781年に着工し、わずか3年、1783年劇場は完成した。

完成した劇場はノスティッツ劇場と呼ばれた。


ドイツ語、イタリア語の演目が多かったが、
1785年にはチェコ語でのパフォーマンスが初上演されている。

18世紀終わり、プラハではあの作曲家が人気を集めていた。
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト。

1787年1月、モーツァルト自身が指揮をした「フィガロの結婚」が大成功に終わる。
劇場支配人はモーツァルトに願い出た。
プラハにオペラを作ってほしい。

モーツァルトは快諾。
そこでつくられたのは「ドン・ジョバンニ」。
1787年10月29日、モーツァルトが指揮をし初演が上演された。

かなり前に聞いた話だけど当劇場の関係者は、
「モーツァルト自身チェンバロの奏者で、
チェンバロを演奏しながらオケを指揮したんだ。」
と語っていたが本当かな?

劇場のオケボックスにはモーツァルトの立ち位置が記されている。

おっと、今回はモーツァルトの話ではない。
劇場の話だ。

劇場の名前はノスティッツ、ディル、スタヴォフスケーと変わっている。


ヨゼフ・カエタン・ティル
チェコの国歌となったkde domuv muj(我が家はいずこ)の作曲家だ。

ちなみにその当時活躍していたソプラノ歌手。

通称コメッタ。
デビューはなんと12歳の時。
流れ星のように人気があっという間に消えてしまったので、
コメッタと呼ばれているとか・・・。
その劇場関係者は語った。
マジかな?

劇場内。

ここは映画「アマデウス」の撮影現場でも知られている。
しかし、映画での内装は赤、白、金の三色になっていないかな?

1980年代から10年ちょっとかけて大修復をした時に、赤を薄青に変えた。
「共産党色のイメージの強い赤にアレルギーがあったからだ。」
と例の劇場関係者は語っていた。

アマデウスの撮影維持はすでに修復は始まっており、
映画のシーンはまだ残っていた赤い壁の部分を使ったのだそうだ。

天井を見上げるとシャンデリア。

重さ約300kg。電球の数は何個って言ってたかな?
劇場関係者のヴォンドラシェックさん何個だったっけ?

この電球はどうやって変えるでしょうか?
そして、どのように掃除するのでしょうか?
わかるかな~。

さて座席であるが、劇場ができた時は1000席近くあったけれど、現在は659席。

今の時代の人に太った人が多いからではない。
快適に観劇できるように座席数を減らした。


この劇場には二つの特別席がある。
ハプスブルグ時代に指定されていた皇帝用の席。


現在も指定されている大統領用の席。


皇帝用の席は最高に良い場所だ。
今は一般の人もこの席で観劇できる。
大統領用の席は場所はいまいちだが、
他の観客は観劇中に否が応でも大統領が目に入る。
王制と共和制の違いか?

舞台は奥行き約25mと深い。

舞台をずーっと奥まで行くと外に出てしまう。
出口はここ。

外は果物市場だ。

18世紀末にはオペラに本物の馬がこのドアから入場し舞台に上がったので、
観客はその演出に驚き、大絶賛したそうだ。
これもヴォンドラシェクさんが話してくれた。

ちなみに劇場の大道具などは全て果物市場の地下に入っている。
そう、果物市場の地下は劇場倉庫なのだ。

でもどこから搬入するのか?
ズバリ、ここ。

エレベーターになっているんです。

さて今日は久しぶりにこの劇場に入った。
そして久しぶりの観劇。
そして感激。

ピーターパン。
ファンタジーである。
おっさんがファンタジー!
呆れないでほしい。

キャプテンクックの動きは迫力満点だったし、
ティンカーベルの動きがめちゃくちゃ可愛かったな。


上演中は撮影禁止だ。


でもカーテンコールだからお許しあれ。


どっぷり見入ってしまった。

劇場について知って観劇するとより楽しめますよ。
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