2013.04.09 (Tue)

プラハのんびり散歩 イェレニ-・プシコプ

街の中心なのにもかかわらず、
人も少なく、緑に囲まれのんびり散歩。

エッフェル塔のミニチュアの立つペトシーンの丘や、
メトロノームのあるレトナー公園はまだ行きやすく、分かりやすい。

しかし、ここはどうだろうか。

イェレニー・プシコプ。
プラハ城とフラッチャニ地区の北側を走る谷である。

4月から10月までと期間限定ではあるが、
一般開放され、散策できるのである。


ただ入り口に来ても本当に入って良いのか疑問を持つし、
いざ入ってみると、兵隊さんがパトロールしているので不安になる。

写真右下に兵隊がいる。

でも開放されているんだから問題ない。

兵隊さんを横目にまず「マサリク展望台」まで行ってみよう。

ここはチェコスロヴァキア初代大統領、
トマーシュ・ガリク・マサリクが好んだ展望台なので、
「マサリク展望台」と呼ばれている。


ヨシプ・プレチュニクが手掛けた展望台。
彼は1920年代にプラハ城を大きく手直しした建築家だ。


ここから、普段あまり見ないアングルの聖ヴィート大聖堂が見える。

では同じ道を戻ろう。
下に降りると、谷の見取り図と案内が設置されている。


もとはプラハ城の北側を守るための堀の役割をしていた。
ハプスブルグ家のルドルフ2世の時代から、
この谷で鹿が飼われるようになり「鹿の谷」と名づく。
イェレニー・プシコプ。


マリア・テレジアの父、カレル6世は、
プラハ城のスペインホールの窓から実際に鹿を撃ったそうだ。
そしてその後年、鹿は全滅してしまう。
1740年か41年に駐屯していたフランス軍により、
鹿が撃ち取られ、彼らの食料となってしまったのだ。

なんてこった。
そんな「鹿の谷」を歩く。


人工的に作られた鍾乳洞。


1925年にマサリク大統領の75歳の誕生日を記念して贈られた、
「夜中の番人」
フランティシェク・ウープルカのモデルを、
ホジツェにある芸術学校の生徒が造ったものだ。


さらに進むと火薬橋が見えてきた。
いつも観光の時はこの土手橋を渡りプラハ城の北門に進んでいるのである。


1992年に作られた風神のような彫刻。


火薬橋の下に到着。
もともと木造の橋があったこの場所に、
マリア・テレジアによって現在のような土手橋に作り直された。

それにより上方の谷、下方の谷と隔てられてしまったのだ。

上方の谷。
この上方の谷ではシベリアと下カルパチア軍団が、
マサリク大統領に贈った熊が飼われており、
1960年代まで熊がいたのである。

その後は一般の入場は禁止されていたが、
2002年に火薬橋の下にトンネルが通り、
そこから季節限定で一般開放になった。


トンネルを抜けるとすぐにピラミッドと言う名のモニュメントが目に入る。
1992年クルトゥ・ガブリエルの作品。

写真にあるモニュメントの左後に上り坂が通っており、
そこを登ると火薬橋の上にたどり着ける。

しかし今回は谷をそのまま進んでいこう。

トンネルを抜けた右手上方には火薬塔だ。


そしてまたよくわからないモニュメント。

物色していると火薬塔のあたりから殺気を感じる。


見上げても何もない。
しかし、再度見上げてみると!


ロックオンされていた!
なんていうアトラクションはない。


黄金の小路の真下を通り、下方の谷も終わりとなる。


下方の谷。

谷の外は交通量の多いホトゥコヴィ・サディ。


その道を見下ろしながら進むと鹿の谷も終わりである。


そこからはベルデヴェーレ宮殿がきれいに見える。


そうだ、今一度「鹿の谷」に戻り、
ベルデヴェーレへ行こうではないか。

ベルデヴェーレに進む坂道を登る途中、
谷を見下ろすアングルで撮った写真。


写真の左下に柵があるが、柵の外が交通量の多い道路。
写真中央の道を進むと、道路を見下ろしながら、
ベルデヴェーレ宮殿を遠目に見ながら、鹿の谷を後にできる。


坂を登っているとダリボル塔が見え、


聖ヴィート大聖堂が見え、


プラハ城全景が見える。
時間帯が逆光の時間帯だったな。


そしてベルデヴェーレ宮殿。
1531年、ハプスブルグ家のフェルディナンド1世が、
妻アンナ王女の誕生日プレゼントとして建てさせた宮殿。
でも悲しいかな、完成前に王女は亡くなっているんだ…。
今は「王の夏の離宮」と呼ばれている。
まあこの宮殿についてはまた今度かな。

いやはや、たいした距離はなかったけれど、歩いたな。
鹿の谷は現在8haほど広さがあり、上方が3ha、下方が5haだそうだ。

歩くのが好きな方はどうぞ出掛けてください。
歩けるのは10月末までです。
関連記事
スポンサーサイト
メガネカメラ秋葉原/ウォルマートカード/ハピタス/●link/
13:28  |  プラハ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

*Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

*Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://gambrinus.blog45.fc2.com/tb.php/414-3ac35a76

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |