2011.07.27 (Wed)

ロワール シャンボール城

ブロワ城の見学を終えた後、
今度はバスでChambord シャンボール城へ向かった。
ロワールの城めぐりが初めての人であれば、
外す事のない、必ず行くお城ではなかろうか。

ブロワ駅からは、5月中旬から9月中旬まで巡回バスが出ており、
その巡回バスで約50分ほどの場所に建っている壮大なお城だ。
道中、ローマの水道橋やヒマワリ畑などの車窓を楽しんでいると、森に入って行く。
すると突如石壁が現れ、「ここからシャンボールの敷地」と記された看板が見えた。

城を囲んでいるその壁は全長32kmもある。
総面積が5440ヘクタールでその広さはパリ市の面積に匹敵し、
一般開放されている所だけでも1000ヘクタールあるんだって。
1000ヘクタールって・・・ぜんぜんピンとこない。

なんか分かり易い例えはないものかと色々とネットサーフィンしていたら、
東京ディズニーランドとシーの面積を併せて約100ヘクタールある事が分かった。
となると、開放されている土地だけでディズニーとシーが10個も入ることになる。
ん~、これでもまだピンとこないけれど、いずれにせよとてつもなく広い。
囲いのある公園ではヨーロッパ最大と言うことだ。

IMG_0193.jpg
お城への入り口側から。

IMG_0210.jpg
入り口とは反対にある池から斜めに見る。

IMG_0208.jpg
池側の正面から見てみよう。

正面幅156m、城内には440の部屋、77の階段、365の煙突を持つ、
とにかく馬鹿でかい城である。
この数字は資料によってまちまちだけれども煙突はどれも365本あると言っている。

IMG_0209.jpg
煙突ぽくないかしら。

この地にはすでに12世紀からブロワ伯が見張り塔を所有しており、
住居だけでなく狩猟や戦のときに使用していた。
ブロワ泊からこの地を引き継いだのがルイ12世で、
彼の娘婿のフランソワ・ダングレームは、狩猟に出掛けて来た際、
この塔を休息を取る場として利用していた。
このフランソワ・ダングレームは後に王となり、フランソワ1世と名乗る。

弱冠20歳で王に就いたフランソワ1世はイタリア戦争でイタリアに赴くと、
当時イタリアで流行していた芸術、建物に魅了された。
それが、今で言うルネサンススタイルである。

ブロワ城に王宮を移したフランソワ1世は、
「長年夢見た理想の居城を造るのはシャンボールしかない。」
と、壮大な城造りを始めた。
工事が始まったのは1519年9月で、ダ・ヴィンチの死後4ヵ月後になるが、
ダ・ヴィンチのアイディアは間違いなくシャンボール城にも採用されている。

特に、彼が設計に関与したのではないかと言われている、
中央の主塔にある螺旋階段は有名で、
円筒の塔の周りを絡みつくように2つの螺旋階段を造り、
それぞれの階段を同時に昇り始めると、
途中小窓があるのでお互いの顔は見れるけれども、
最上階に到着するまでは決して出会うことはない、
と言う当時のフランスでは革新的な技巧の階段である。

IMG_0197.jpg
この写真ではかなり分かり辛いけれど、奥にもう一ヶ所上り口がある。

IMG_0196.jpg
螺旋階段の中心から真上を望む。自然光が差し込んでいる。

クロ・リュセ館でも書いたけれど、フランソワ1世はパヴィアの戦いで捕虜になり、
200万エキュという莫大な身代金を支払っている。
内、120万は釈放時に支払いが定められた。
120万エキュ金貨は金4トンに値するそうだ。
金4トンは、今の金価格だと約1600万円になる。
それでも夢のために大工事を実行し、フランソワ1世は、
城のそばをロワール川が流れるようにと、
ロワール川の川筋を変える試みまでしている。
結局その川筋を変えるのは無理だったので、規模縮小し、
支流のコソン川を城の傍まで引き込んだ。

建設費用を捻出するために、教会の金銀財宝や、私財を売りさばいているし、
当然、頻繁に新税を制定し、増税を繰り返したことであろう。

結局フランソワ1世が1547年に死去するまでに出来上がっていた建物は、
主塔と王室の塔のみで、現在の姿に仕上げたのは、息子のアンリ2世と、
約100年後の太陽王と呼ばれたルイ14世である。

フランソワ1世は莫大な費用をかけてシャンボール城を建設したが、
32年間の統治生活で、シャンボワール城で過ごした日数はわずか72日間であった。
フォンテーヌブロウのほうが好きだった見たい。

IMG_0202.jpg
お城の公園の一部。どこまで続くか計り知れない一本道。

IMG_0198.jpg
煙突の上から何気に見送ってくれています。

Au revoir! さようなら!

つづく


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