2013.08.02 (Fri)

Vyšehrad ヴィシェフラド 3

ヴィシェフラドの敷地内に建つ象徴的な建物、
聖ペトロ・聖パウロ教会に近づいていくと4体の彫刻が見つかる。



この四組の彫刻は1881年から1895年にかけて、
ヨゼフ・ヴァーツラフ・ミスルベクの手によって作られた。
もともとは、カレル橋よりも3本上流に架かる橋、
パラツキー橋の通行税徴収所のブースの上に立っていた。

1945年2月14日の空襲で被害を受け、橋修復の際、
1947年にヴィシェフラドに移された。
現在の彫刻は、1970年代に作られたコピーである。

と言うよりも、プラハでも空爆があったんです。

ところでこの彫刻は、チェコの伝説に登場する人物である。

〈ザーボイとスラヴォイ〉

それぞれスラブの戦士。
敵のリュデュカを破るため連合して戦った。
連合軍は敵を倒すしながらアルプスまで追撃し、
そこで兵士のほとんどが捕らわれてしまった。

という話。

〈ツチラドとシャールカ〉

リブシェが亡くなると、少女たちにはかつてのような威厳さを失ってしまい、
男たちを憎むようになり、結果戦いが勃発した。
しかし、そんな様子を男たちは嘲るばかり。

少女らは好戦的なヴラスタを頭領にし、デヴィーン城を要塞とした。
そこから男たちへの急襲を支持し、力と罠で多くの男たちを打ち負かしていった。

ヴラスタは敵の若将ツチラドを猛烈に嫌っており、彼を倒すべく罠を仕掛けた。

ある森の中で、ツチラドは木に縛られている少女を見つけた。
驚いたツチラドは彼女の元へ駆けつけ、縄をほどいてやる。
彼女の名はシャールカといった。

その間、疲労のたまっていたツチラドの兵士は森の中で眠っていたのだ。

自由になったシャールカはツチラドに角笛を手渡し、
角笛を吹くようにお願いをした。

シャールカの美貌に魅せられているツチラドは、
彼女の願いを聞き、角笛を吹いた。
「フォオオォ~、フォオオォ~。」

するとその音を合図に茂みの中からヴラスタの軍が現れ、
ツチラド軍を殲滅し、ツチラドをデヴィーン城へ連行し拷問しさせた。

その悲しい知らせを耳にしたプシェミスルは、
多くの兵を招集し、デヴィーン城へ向かう。
ヴラスタ軍を倒し、ツチラドの復習をするためだ。

ヴラスタは包囲されながらも前線で激しく戦っている。
しかし、彼女の跨る馬が速すぎ、味方はだれも追いつけない。
結局ヴラスタは孤立し、撃ち取られてしまった。

将を失ったヴラスタ軍は降参し、再び男たちが社会を統制し、
女たちはつつましく家に戻った。

という話。

〈ルミールとピーセニュ〉

ルミールはシャールカとツチラドの戦い、
「少女戦争」の時代の歌手で、音楽の才能豊かで有名だった。
「少女戦争」で勝利した男性軍に祝勝の歌をリクエストされるも断る。
ピーセニュは歌の意。

という話。

(リブシェとプシェミスル)

リブシェはクロクの娘。
カジ、テタ、リブシェ三姉妹の末っ子。
三姉妹に全員に特別な力があったが、
末娘のリブシェは特に力が強く予言の能力があった。

リブシェの仕事には争いを治める仕事もあり、
ある日、フルドシュとシュチャフラフの間で領土関係で大紛争が起こった。
リブシェは判決を言い渡したが、敗訴したフルドシュは納得いかず、
こう言い放った。
「女に従う惨めな男よ!」

リブシェはショックを受け、姉妹に相談し、決めた。
男の統率者を探し出し、彼と結婚をしよう。

家来たちは集まり、リブシェに問う。
「誰を?」

リブシェは白馬を指さし、答える。
「あの馬の後に付いて行きなさい。さすれば馬が導いてくれる。」

家来たちは3日方々を彷徨い、白馬はスタディツェ村あたりで止まった。
そこには未来の君主プシェミスルが畑を耕している。
家来は彼の元へ駆けつけ、君主のドレスを手渡し、伝えた。
「あなたがチェコの国を統治するのです。」

プシェミスルは家族と別れ、
リブシェの家来と共にヴィシェフラドへ赴き、
盛大な結婚式を挙げる。

そしてリブシェと共にチェコを治めていった。

という話。

あくまでも伝説。
それでも19世紀のチェコ人はこの話を好んで語っている。
かの有名な作曲家、ベドジフ・スメタナはリブシェの話をオペラにした。
現在、1月1日の国民劇場での演目はオペラ「リブシェ」だ。

もっと知りたい方はアロイス・イラーセク著、
「Staré pověsti české」をどうぞ。
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