2011.07.31 (Sun)

ロワール アゼ-・ル・リドー城

7月14日
フランス革命記念日でフランスは祝日。
ここではフランス革命については書かない。
1789年7月14日にパリ市民がバスティーユ牢獄を襲撃した日。
バスティーユ牢獄は、もともとパリ東側を守る要塞として1370年に建てられた。
ルイ13世の宰相リシュリューの頃から政治犯の収容所として利用し始めた。
ルイ14世は王政を批判した学者をも収容するようになった。
いわば、反王制の有能者が捕らえられていた牢獄なので、
襲撃するにはうってつけの場所だった。
今、跡地はバスティーユ広場で、広場に面し、オペラ・バスティーユが建っている。
似て非なるものだけど、巣鴨プリズン跡地に、
サンシャインシティができたようなものだ。
フランス革命のきっかけとなった日なので祝日なのである。

祝日だとショップは閉店、公共機関の乗り物も祝日ダイヤとなり、
都合良く城めぐりができないだろうと、7月14日はあらかじめ、
ミニバン・バスツアーに参加することにしていた。
午前と午後に分けてである。
午前中城2つ、午後も城2つと、今日は合計4つの城を見ることができる。

朝9:15、ツーリストインフォメーションに集合。
ミニバンなので、参加者は8名のみ。
私、シンガポール人、ベルギー人、アメリカ人、と多国籍だ。

最初の訪問地は Azay-le-Rideau アゼー・ル・リドー城。
トゥールからミニバンで約30分ほどの所にある。

IMG_0244.jpg
並木道の奥に、瀟洒な建物が・・・

IMG_0232.jpg

ロワール川の支流にはシェール川、ヴィエンヌ川、
そして細く流れるアンドル川が流れているが、
そのアンドル川のほとりに建つこじんまりとしたお城である。
水面に映るお城が非常に有名。

IMG_0233.jpg
水面に映る城1

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水面に映る城2

IMG_0240.jpg
水面に映る城3

IMG_0239.jpg
地面に映る私。

1518年から1527年にかけてトゥールの裕福な実業家、ジル・ベルタロが造らせた。
相当にできた財政家で、トゥールの市長にもなった男だ。
父親がすでにこの土地を購入しており、1518年にジル・ベルタロが相続すると、
妻のフィリップ・レバイと共に新しい城の建設に取り掛かった。
ジル・ベルタロは多忙のため頻繁に城を空けていから、
妻フィリップが作業の監督をしていた。
そのこともあり、この城は女性的なスタイルと評されているのだ。

IMG_0220.jpg
写真、人が集まっている所に城内への入り口がある。

入り口の上には、ジル・ベルタロが王に敬意を表して、
王と王妃のシンボルマークが付けられている。
IMG_0221.jpg
写真中央に2匹の動物が見えますか?
左がサラマンダー。火トカゲ、サンショウウオで、フランソワ1世のシンボルマーク。
右はテン。王妃クロード・ド・フランスのシンボルマーク。

今回のロワール城めぐりでは、
頻繁にフランソワ1世のシンボルのサラマンダーを見た。

ちょっとアップでご覧ください。
IMG_0222.jpg
サラマンダー。

IMG_0223.jpg
テン。

室内の暖炉にもシンボルマークがあった。
IMG_0227.jpg
大理石の暖炉。

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暖炉にあるサラマンダーの彫刻。

IMG_0224.jpg
中世の窓、瓶底のようなガラス。
そもそも、戦の多い時代は大砲などで攻撃されたら一溜りもないので、
分厚い石壁で城を造らねばならず、城に窓なんてなかった。
壁には銃眼、矢狭間、石落とし程度の穴が空けられていたに過ぎない。

防御目的から居住目的へと城の用途が変わってから、
明かりをたくさん取り入れる事のできる、
大きな窓が建物に取り付けられるようになった。
ただ、ガラスは高価な物だったから、富裕層しか手に入れられなかったのだ。
城を改築したベルタロはやはり富裕層だったのである。

そのベルタロには、王国財務長官を務めたサンブランセーという親戚がおり、
彼の助力を得てフランソワ1世の治下、華やかなキャリアを積んでいったが、
サンブランセーが公職金横領の罪で処刑されると、ベルタロも失脚した。

その結果、城はフランソワ1世に差し押さえられ、
1537年に戦友のアントワーヌ・らファンに譲渡される。
18世紀末までラファン一族が所有し、
1791年にシャルル・ド・ビヤンクール侯爵が領地を購入。

19世紀末に最後の侯爵が破産状態にあったため売却。
1905年、城と庭園の一部が国有化された。

あれま、集合時間が来てしまった。
ミニバンに戻らねば・・・

つづく





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