2014.02.01 (Sat)

伊太利亜へ行こう 4

<マテーラ>

レンタカーは借りていない。
昨日は日曜日でダイヤが少なく移動に支障をきたすからレンタカーを借りたけど、
今日は月曜日でダイヤも通常通りだから電車で移動をする。
車窓からオレンジの木、レモンの木を見、段々と荒涼とした景色に変わり、
バリから南東65kmほど、電車に揺られること1時間30分、
ユネスコ世界遺産に登録されている町マテーラに到着した。
ここはもうバジリカータ州になる。

ガイドブックにはマテーラ・チェントラーレ駅で降りると良いとあったが、
アップロルカーネ鉄道の乗務員が「一つ先の終点南駅のほうが良い。」
と教えてくれたので、アドバイスを聞き入れ、終点南駅で下車。
駅から少し歩くと城を発見。


高台に建つ城から町を見下ろす。
手持ちの地図で城を探し、位置関係をチェックしていくと、
なるほど、クレーンの奥に旧市街が広がっていることが分かった。


地図を見ながら進んでいくと、突然、旧市街が眼前に現れた。
一瞬スペインのトレドか?と思ったが、全然違うのである。


ここマテーラに密集している家は洞窟住居なのだ。
この洞窟住居をサッシと言う。


イタリア語で岩のことをサッソと言い、その複数形がサッシ。
その岩山に穴を掘り住居にしたのである。
そもそも石灰岩の地層帯が連なるこの一帯に、
8世紀ごろから修道士が住み始めたそうだ。

岩山に掘られ造られたサンタ・マリア・デ・イドリス教会。


その後は農家の住まいとなった。
その農家が暮らしていた様子を再現し、公開している部屋がある。


小さな部屋に高い寝台、タンス、キッチン、他にもなんと、
人間の居住スペースと同じスペースにロバなどの家畜小屋もあった。
決して快適とは思えない。
部屋では日本語の案内を流してくれ、歴史、住居についてなどの案内があった。
面白かったのでメモをとったのだが、そのメモがどっかに行ってしまった。


うる覚えではあるがいくつか紹介すると、
このタンスの一番下の引き出しをベッドにしていた。


キッチンの脇に穴を掘って食器棚にした。


部屋には明かりとりの窓が一つしかなかった。
部屋の下に貯水槽を掘りこみ、さらに玄関口などに細い溝を掘って、
雨水を貯水槽に流し込むシステムもあった。
その洞窟住居に箱型の部屋を新たに増築した。
だからか外観だけでは洞窟のイメージはわかないかもしれない。


1952年にイタリア政府は衛生上の問題などからサッシ地区での居住を禁止し、
サッシ地区は無人化したのだが、近年、政府の文化遺産保護が進み、
再開発がおこなわれている。


家を購入しサッシで生活する者、ホテル、レストランも増えているようだ。


そのサッシ地区を細い道が迷路のように入り組んでおり、
興味本位で細道を進んで行くと袋小路だったりする。


私も何度も袋小路に行く手を阻まれたし、細道を足早に歩いていたら、
住民のご婦人に「迷子になったの?」と心配される始末。


そして細道を歩いているとサッシの端にぶつかりパノラマが見えてくる。
この岸壁の下を汽車が走っていたらまさしくジブリだ!なんて思いながら歩く。


しばらく歩いているとサッシと書かれた標識があった。
その標識に従って進んで行くとまた違うサッシ地区が見えてきた。
そうだった!サッシ地区はガヴェオーソとパリサーノと二地区あるんだった。
ガイドブックにそう書いてあったことを思い出した。
今までさんざん歩いていたのはカヴェオーソ地区だったのか…。


カヴェオーソとパリサーノとを隔てるフロレンティーニ通りからドゥオーモを見上げる。


この二股を左に進めばパリサーノなのだが、
3時間近く歩きっぱなしだったから、もう坂を登る元気はない。
しかもパリサーノはカヴェオーソに比べると規模もだいぶ小さいから、
もういっか…となり、チェントラーレ駅に向かった。


最後にパノラマを眺めた。
そうか、最初はあのクレーンの後ろ側にいたんだ。


岩山にびっしり詰まった石造りの家。
しかも単色。
摩訶不思議な感じだったな~。

つづく

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15:25  |  外国旅行  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

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