2016.02.02 (Tue)

団体旅行を考えよう。現地の声。

先日担当したグループの添乗員さんからこんな話を聞いた。

プラハに到着した日の夕食はプラハのレストランで、前菜にオニオングラタンスープがでたが、なんとそのスープに何の味もついていなかったので、お客さん一同、自分たちで塩コショウを足して味を調整した。
しかし、さすがに不味すぎてほぼ全員のお客さんがそのオニオングラタンスープを残した。
添乗員さんは塩気なし味付けを疑問に思い、レストランのフロアマネージャーに、ここのオニオングラタンスープはいつも味がないのか?と尋ねた。
するとフロアマネージャーは旅行社からのメールを提示して、こう答えた。

「あなたの旅行社からNO SALTとリクエストがあったので塩を使ってません。」

レストランはリクエスト通り調理したのです。
旅行社はお客さんからのツアー内容に関するアンケート回答を受けて改善したつもりなのでしょう。
添乗員さんはNO SALTの情報を旅行社から聞いていないので、お客さんとレストランの板挟み状態になった。
結局、そのスープはお客さんの口に合わず残される羽目になったので、NO SALTで改善したつもりが真逆の改悪になってしまったのである。
しかしNO SALTって…、なんてストレートなリクエスト!

旅での食の重要度はかなり高い。
食の良し悪しで旅の旅の良し悪しが決まると言っても過言ではない。
そもそも、申し訳ないが、グループメニューは予算も決まっているので、低予算の場合、食の満足度に期待はできない。
それでも旅行者は現地料理を期待する。
しかしながら現地料理は得てして日本人の口には合わないのだ。
だからグループメニューの場合は日本人の口に合うように改善していく。
旅行社の担当者は改善したつもりの料理を口にする事もなく…。

例えばチェコ料理で改善したつもりのグループメニューはと言うと、クネドリーキをパスタやライスに替えてしまうパターンだ。
クネドリーキはチェコ料理を代表する物で、主にグラーシュ、スヴィチコヴァ、ローストポーク、ローストダックなどの付け合わせで食べられる。
上記の料理はクネドリーキ無くして成り立たないのだが、クネドリーキは日本人の口に合わず残す人が多いと言う事でパスタやライスに変更して改善したつもりになっている。

天ぷらうどんのうどんの代わりにパスタ。
カレーライスで日本米が口に合わないからパスタ。
酢飯が苦手だからトーストの上に寿司ネタ。

みたいな事を考えたら、どんなに不思議な事なのかお分かりであろう。
そして仮にライスに替えても、お客さんは日本米を期待してしまうのでパサパサ付け合わせ用ライスは口に合わず残してしまうのだ。
それならば、どんなに口に合わなくても、現地料理をそのまま出した方がどれほど良い事か…。

おそらく今回のスープに関してはアンケート回答で、しょっぱ過ぎる!と言う声がたくさん上がったから、それでは、減塩で!と改善されたのでしょう。
それがなぜかNO SALTになったのですね。
確かに日本に比べればヨーロッパの料理は塩気が強いけれど、それとは逆に、日本人の健康&ダイエット志向が強すぎるのではないかなぁ。

旅は体験である。
その地の慣習を体験するために旅をしているのではないのか。

外国旅行に来てまで日本を欲する愚かさ…。
改善したつもりになって改悪されている、またまた愚かさ…。
団体ツアーを作る人に言いたいのは、アンケート回答を考慮するのは大切だけど、もっと現地を理解した旅を…を考慮したツアー作りをリクエストしたいなぁ。

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