2016.03.28 (Mon)

14世紀、気の利き過ぎた町

先日、めちゃ混みのカレル橋を歩いていると、2頭立ての荷馬車がゴロゴロと音を立てながら動いていた。
荷馬車の周りを昔の服を着た者たちが囲み、先頭には同じく昔の服を着た男が、チェコ版バグパイプのドゥデイでなにやら中世っぽい曲を奏でながらゆるりゆるりと歩いている。
橋を渡り終わったその集団はその流れでカレル橋博物館の前に集まりセレモニーを始めた。
めちゃ混みのカレル橋だったので、セレモニーの現場はあっと言う間に野次馬で埋まる。
その野次馬達にセレモニーのメンバーがタマゴを配っていた。
なるほど、「イースター前のなんかのセレモニーなのだろう。」私は野次馬になる事もなく、写真にも収めず、横目でそのセレモニーの様子を伺っていた。
しかし後日公開された画像を見て、野次馬にならなかった事を悔いた。
実はあのセレモニーがとても面白いセレモニーだったのだ。
主催者側はなぜ事前にもっとコマーシャルをしなかったのだろう。
ただ私のアンテナが働いていなかっただけだったのか。

1357年、時の王カレルは、プラハに新たな橋を架ける事を決めた。
すでに架かっていたユディタ橋が洪水で崩れてしまったからである。
カレル王は工事を始める際、モルタルにある物を混ぜて粘着力を増し、橋を強固に造る事にした。
ある物とはなにかと言うとタマゴの白身だ。
プラハから集まったタマゴだけでは足りず、近隣の町や村にもタマゴを送るよう指示する。
するとたくさんのタマゴがプラハに集まってきた。
しかしある町は気が利き過ぎてしまったのか、王に捧げるタマゴが道中割れてはいけないと、すべてゆでタマゴを送ったのである。

お気付きであろうか。
先述のセレモニーは気の利き過ぎた町の町長がプラハ市長にゆでタマゴを贈呈すると言うセレモニーだったのだ。
その気の利き過ぎた町はVelvary。
プラハから北に40kmほどの所に位置する。


ローカル線を乗り換えガタゴトやって来た。


車窓からの景色は畑ばかり。
遮断機の無い踏切を警鐘を響かせながらノロノロ走っていく。


町の中心でもあるヴラティスラフ王広場にはイースターだからなのか簡素な仮設遊戯があり、数少ない子供達が遊んでいた。


とりあえず町の中から、外から、散策してみた。


町にあった4つの門のうち残されたプラハ門。


それにしでもなにも無い。


せっかく14世紀から伝わるタマゴと言う有名な話があるのだから、もっとタマゴを売りにすれば良いのに。
Velvary名物ゆでタマゴなんて土産物にしてね。


カレル橋の伝説、ゆでタマゴを捧げた町、Velvaryに行ってみました。



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10:43  |  ボヘミア地方  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

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