2011.10.16 (Sun)

細矢 vs スリ vol.5

乗り物の中のスリは結構強引な所があるので気を付けないといけない。
私は地下鉄や、バス、トラムに乗る時は、できるだけ乗降客の少ない所から、
そしてできるだけ最後に乗るように心掛けている。

なぜなら、乗り物スリは4,5名のチームで活動しており、屈強な白人男性が多く、
狙われたら太刀打ちできないからだ。
彼らはターゲットを決めると、そのターゲットを囲みこむように乗車し仕事をする。

言わば、おしくら饅頭スリだ。

囲まれてしまったターゲットは、貴重品の入ったカバンをがっしり抱きかかえて持たねば盗まれてしまう。
彼らのやり口はどちらかと言うと強引かもしれない。

だから、囲まれることのないように乗降者の少ない所から、
そして、最後に乗り込むのである。

あれはいつだったであろうか。
お客さん二人を連れて地下鉄に乗車する時のことだった。
ムーステック駅からナームェスティー・ミール駅に行くときに、
ムーステック駅で自分たちの周りに怪しげで屈強な男どもがいるのを察知した。

地下鉄乗降時の「おしくら饅頭スリ」だと気付いた私はお客さんに、
「周りにスリがいるので貴重品気を付けてください。」
と注意を促した。

案の定、男共はすでに決めていたであろうターゲットを囲むべく、
私たちが乗り込むドア付近に集結し、私達と共に乗車した。
結局お客の一人が半分囲まれた状態となってしまった。

男共は日本語が分かるわけではないが、彼らに聞こえるように、
「やはりスリです。貴重品だけガードしてください。」
と、お客さんに告げた。

スリのリーダーはそれに気が付いたらしく、仲間に目で、
「今回は無理だからやめろ。」
という感じのサインを送ったのに私も気がついた。
だから今回は被害はないだろうと安心した。

ところが、若手の一人がそのサインに気がつかなかったのか、
半囲み状態のお客さんのポケットに手を入れようとするではないか。
「これはまずい!」と、私はその手を払い落とそうとしたが、
それよりも前に、電光石火、リーダーの裏拳が若手の鼻頭に入ったのだ。

まさかリーダーに裏拳を受けると思ってもみなかった若手は、
何が起きたか皆目見当も付かぬという風でキョトンとし、目をパチクリ。
男共は次のムゼウム駅で降りていった。

車内に残された私達のほうがキョトンとしていたことは言うまでもない。

つづく






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13:27  |  細矢vsスリ   |  トラックバック(0)  |  コメント(0)  |  編集  |  Top↑

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