2009.08.13 (Thu)

白い粉

ここ1週間、国民的アイドルであったであろう酒井さんの話題でもちきりです。

酒飲みが酒を欲する、愛煙家がタバコを欲する、
コーヒー党は朝のコーヒーが無いと一日が始まらないと感じる、
吉野家に行けば牛丼と一緒に生卵を注文し、
松屋に行けば豚定(豚焼肉定食)を注文してしまう。

欲望と習慣が混同し、結局中毒(依存症)になってしまうのでしょうか。
いずれにせよ、中毒になってしまう対象物によって、
人間の人生が大きく変わってしまいます。
コーヒー中毒、ニコチン中毒、旅行中毒、ボーリング中毒等はまだまだ可愛い物です。
今回、酒井さんは「白い粉」のせいで人生を棒に振ってしまう所まで来ています。
 
「白い粉」…これにも色々な物があります。
その白い粉によって、「あわや自分が容疑者なのか!?」
と言う場面に遭遇した方も中にはいるもしれません。
例えば、在留邦人が日本から持ち帰って来た片栗粉。
外国の空港係官が片栗粉を不審に思い調査をしても、
袋に英語表記がされていなければ調査に余計な時間がかかり、
調査されている側は「自分は白だ。」と確信しつつもうろたえてしまうと言う場面。
想像しただけでも嫌な場面ですよね。
こんな時は“This is a STARCH.”と説明しましょう。

逆に、お土産として外国から日本に持ち帰った物で怪しい物があり、
日本の空港係官に調査されたと言う方もいるのではないでしょうか。

私はかれこれ12年ほど前、プラハからKLMオランダ航空を利用して日本に帰る際、
成田空港で止められた事があります。
皆様もご存知の様に、日本では違法な物がオランダでは合法になる物があります。
その物を密かに持ち帰ると言う不届き者がいるため、
アムステルダム発の飛行機利用者はチェックを受ける事が多いそうです。
特に、こ汚く、一人旅風の若者は調査員の目に付き易いそうです。
私はスーツケースを受け取るターンテーブルから自分のスーツケースを取降ろし、
税関を抜けようとした時に、係官に止められました。
上記の通り、私は汚い風体をしていたのでしょう。
12年前の事ですが鮮明に覚えています。


係「お疲れ様でした。今回はどちらからですか?」
私「プラハからです。」
係「あの~ターンテーブルの周りに警察犬がいましたよね。」
私「はい。」
係「アムス便が到着すると警察犬の数を増やすんですよ。
そこで警察犬があなたのカバンに反応しまして…
お疲れの所恐縮ですが、取調室へご同行願えますか。」

私「はあ~、わかりました。」


こんなやり取りで私は取調室に行く羽目になりました。
取調室で別の係官にバトンタッチされ、取調べです。

係「すみません。アムス便のチェックは強化されているんですよ。
ご存知かと思いますが、あそこは合法でね…持って来てしまう若者がいるようで。
手荷物の中を伺ってもよろしいですか。」

私「手荷物の中だけですね?」
係「はい、手荷物だけです。」

手荷物だけと言う質問をした理由は、
単にスーツケースの中を見られたくなかったからです。
と言うのはスーツケースの中には何とチェコビール(缶500ml)10本、
ベヘロフカ(瓶500ml)2本が入っていたからです。
これも免税範囲を超えているのにも拘らず、無段で持ち込もうとしているので、
れっきとした違法行為です。

私の手荷物が少しずつ暴かれて行きます。
すると、荷物の中から今にも破けそうなビニール袋が現れ、
中には紙コップ製の鶏のおもちゃが入っていました。
画像が無いため非常に分かりにくいのですが、
紙コップの底部を上にして、底部に紙製の鶏の頭を取付け、
横側にこれまた紙製の羽を貼付け、コップの内側には底から紐をたらし、
その紐を小刻みに擦ると「クウォ、コッコッ」と音が鳴る、
当時プラハで一世風靡したオモチャの土産品でした。
価格は当時50コルナ。


係「何ですかこれは? ハッ。」
紙コップの鶏を手にし問いかけた瞬間、係官は息を飲み込みました。
係「こ、こ、これは?」
紙コップの中から、小さい紙に包まれた白い粉が出てきたのです。
私は、「あ~そうだった、これがあったか~。」
と顔面引きつりながら、弁解です。

私「こ、こ、これは、プラハ名物の鶏のオモチャで、で、で、
このひ、ひ、紐に粉を付けて引っ張ると、音が良く鳴るんです。」

係官は確認のためにその粉を舐めました。紐の滑り止めで、
音の鳴りを良くする松脂の粉だとも知らずに…

ちなみにその鶏のオモチャの正体は、プラハの観光名所の一つでもある、
旧市街市庁舎の塔に設置されている仕掛け時計の鶏です。
プラハの仕掛け時計は最後に鶏が鳴いて終わる仕組みで、
当時この鶏のオモチャを土産として購入する旅行者が多かったのです。
そのおもちゃは今はもう売られていません。

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02:10  |  こわい、きたない話  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  編集  |  Top↑

*Comment

■すごいお土産。

笑わせて頂きました。
しかし・・・紙コップをおもちゃにするとは 流石チェコですね。
見たかった・・・ 今はもう売ってないのか。。。

で、結局トランクの方の密輸輸入品は大丈夫だったの??
shanmama |  2009.08.15(土) 18:18 |  URL |  【コメント編集】

■それは………

もしかして、小さめの紙コップに、キラキラの色紙がはってある、そしてやけにリアルな顔つきの鶏のことですか!?

紐はとれちゃってたけど、まだ西台にあったよ(^-^)
あや |  2009.08.21(金) 17:04 |  URL |  【コメント編集】

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